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総合芸術と生活美学を目指して~僕の審美眼に叶う愛しい物達~
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今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!

by esthetisme
自己紹介、お気に入りリンク
自己紹介

美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。


誕生日 14.4.1979

尊敬する人物

レオナルド ダ ヴィンチ
稀有の総合芸術者です。

好物:
フォワグラ、ピジョン、
グルヌイユ、ジビエ
アバ、ビターチョコ、
ワイン、ハーブ系のお酒、
アルマニャック、日本酒
刺身、湯葉、

嫌いな食べ物:
添加物を加えて
いる食べ物、
ジャンクフード、
ファーストフード、
インスタント食品、
チェーン店の料理、
創作料理(フランス料理
なら正統的なフランス
料理を食べたいので、
でも一店だけ例外はあり
ます。)


お腹をただ満たすための
食事ではなくて、
ゆっくりと時間をかけて
味わい、全身で美味しさ
を喜ぶことができる、
そんな料理が食べたい
です。

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esthetisme 
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までお願いします。

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ギュスターブ・モロー 「岩の上の女神」
ギュスターブ・モロー 「岩の上の女神」_d0059205_22493750.jpg


ギュスターブ・モロー 「岩の上の女神」 1890年頃

非常に洗練された色使いによる繊細な水彩画で、水彩におけるモローの技法が如何なく発揮されています。

洞窟の暗闇にいる女神の頭は光を放ち、左手に神聖な笏を持ち、右手には緑色の蛇が絡みつき、右肩の上には鎌首をもたげたいます。宝石でかろうじて身を被った彼女は豪奢な錦のただなかに座っています。
彼女の上には極彩色の鳥が飛んでいます。

彼女に絡みつく蛇は護り手なのかエデンの蛇なのか判然としません。
彼女の神聖さゆえにあらゆる攻撃から彼女を護るためとも解釈できますし、
たこれまで蛇が絡み付いていた女性がうつむいて描かれていたのに対して、この作品では鑑賞者にその眼差しを向けていることから、閉じ込められ、求められるだけの女性から、自ら誘惑する女性へ変貌したと考えるとエデンの蛇とも解釈ができます。
晩年に描かれた蛇に巻きつかれた人物の絵画がありますが、それは肉体や物質性への囚われを意味しています。このようにモローの女性像は、美ならびに理想の象徴と誘惑ならびに堕落の権下としての2面性を持つことになるのです。

なおこの作品は横浜美術館に所蔵されていて、現在「フランスの絵画の19世紀展」で展示されてます。
またこれまで1984年の「モローと象徴主義の画家展」と1995年の「ギュスターブ・モロー展」で展示されたことがあり、両方の図録の解説から引用して本文を書きました。
by esthetisme | 2009-06-27 23:22 | ギュスターブ・モロー