今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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芸術都市 パリの100年展
2008年 07月 13日
芸術都市 パリの100年展
本展の図録。展覧会に行く度に図録を買っているし、過去に開催された図録を集めるのも趣味のひとつのため、気づいたらすごい数となっています。 図録って画集と並んで本棚のスペースを食うので保管するのが大変です。 幕末に日仏修好通商条約が締結されて以来、日本とフランスが文化的に、経済的に親密な関係を保っていて、2008年は150周年にあたり、それを記念して本展覧会が開催されることになりました。 パリ市内から13の美術館、地方から3つの美術館の作品を集めた本展の構成ですが展示内容をざっと書くと以下のとおり。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1 パリ、古きものと新しきものー理想の都市づくり ナポレオン三世から命じられたセーヌ県知事のオスマンがパリを中世のからの城塞都市から近代都市へと発展させます。 1850年~60年代 城塞の破壊と市の拡大などなど たくさんあるので省略 1875年 オペラ座の完成によりメガ近代都市、パリの相貌が確定 1889年 フランス革命100周年にあたり、パリで万博が開催されたこの年にエッフェル塔の完成 1900年 この年もパリで万博が開催され、プティ・バレ、グラン・バレ、オルセー駅舎が完成。 ちなみに1900年までにパリで開催された万博は5回で、万博の開催によって数々の名建築が生まれました。 1914年 サクレ・クール聖堂の完成 世紀をまたいだパリの変貌はここで一段落します。 このセクションでは、このように新しくなっていくパリの景観に興味を頂いた画家たち、写真家が多く、 セーヌ川の橋を中心に、整備されつつある河岸のパノラマを描いたコローやレピーヌ テュイルリー宮殿の跡地に造られた公園を描いたモネ ポン・デ・ザールを描いたシニャック モンマルトル界隈を描いたユトリロなどなどの絵画と エッフェル塔の建築時やオルセー駅の写真などを展示 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2 パリ市民の生活の哀歌 ルノワール、モリース・ドニの肖像画などの絵画 アマチュア写真家による中央市場の写真など ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3 パリジャン・パリジェンヌー男と女のドラマ 絵画と写真 ・19世紀中頃の文豪であるヴィクトル・ユゴーの幻想的な風景画 ・ルイ・ブーランジェの「ノートル=ダム・ド・パリ」の連作 ・19世紀を代表する写真家でのナダールのボードレール、アレクサンドル・デュマ、 ジョルジョ・サンドなどの写真 ギュスターブ・モローの絵画5点 ・レダ(1865年頃) ・レダ(年代不詳) ・妖精とグリフォン(未完成作品) ・夕べの声 ・デリラ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4 パリジャン・パリジェンヌー男と女のドラマ Ⅱ 彫刻 ・ロダンやブールデル、マイヨールの彫刻 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5 パリから見た田園のあこがれ ・ドロクロワ、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、モリース・ドニなどの絵画 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5枚展示されているということは知っていましたが、具体的にどの作品なのか知らなかったので楽しみにして見に行きました。 ・レダ(1865年頃) ・レダ(年代不詳) ・妖精とグリフォン(年代不詳) ・夕べの声(裏に声) ・デリラ いずれもギュスターブ・モロー美術館に展示されている絵画です。去年の11月以来の再会でとにかく見れたことが嬉しい。今年はフランスに行くことができないのでなお更。ギュスターブ・モロー美術館は、フランスに行くなら絶対に訪れたい場所なんですよ。 2枚のレダは未完成作品で、年代不詳のレダのイメージを載せました。 ギュスターブ・モロー美術館にはもう一枚、完成作品のレダがあり、複数のキュービッドが登場し、神話の場面に相応しい、神々しい情景が描きあげられています。 それに対して、このレダは見つめあうレダと白鳥のみが描かれて、モローならではの緻密な描写がありません。全体的に沈んだ色調と相まって、画家が好んで参照したレオナルド・ダ・ヴィンチの作品を彷彿とさせる。 ところで本展覧会の作品の数々がポストカードとして販売されていましたが、その中にモローのレダが2枚ありましたので両方買いました。 年代不詳のレダのほうが残り数が少なかったのですが、白鳥のなつき具合がよかったのでしょか? 妖精とグリフォンもこれまた未完成作品で、ギュスターブ・モロー美術館にはもう一枚、完成作品の妖精とグリフォンがあります。 また題材はギリシャ神話からですが、黄金を守るはずのグリフォンが裸身の妖精を守っていて モローの独創が見られる構図になっています。 夕べの声の裏には声という作品が描かれていて、どちらも水彩画です。 油彩画の場合、モローは細部まで徹底して描き、完成までに少なくても数ヶ月、長いものでは数年もかかります。一度売却した後も気に入らないと持ち主に掛け合い、やり直しをしました。 モローの油彩画には完璧主義が貫かれていました。 水彩画の場合、短時間で仕上げることが可能なため、画家の霊感をすばやく書き留めるのに適切なものと言えることができました 水彩画に見られる筆致の大胆さは、油彩画とは異なる簡潔なプロセスの賜物によるものだったのです。 デリラは、旧約聖書から主題を採用しています。本作品も未完成作品の1枚と数えられるものですが、思い切りよく塗りこめられた背景のタッチが目に付きます。 肌も露わに官能的な魅力を湛えてたモローのデリラは、男の運命を狂わせるファム・ファタールそのものです。 モローは、細部の描写を試みつつ、明暗の表現を大胆に行っています。 参考文献 「本展図録」
by esthetisme
| 2008-07-13 23:10
| 展覧会
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