今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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ボッテチェリと並ぶ永遠の春の象徴 カテリーナ カセッリ 組曲「春」
2005年 03月 18日
曲目
1 春・序曲 2 ひとときの夢 3 憧れ 4 思い出の店 5 溜息 6 愛の遍歴 7 失くしたもの 8 静かな眠り 9 天国の秘密 10 あなたを想って 11 春 さぁ心がうきうきと躍る春という季節が訪れました。最近ターンテーブルによく載るのがこのアルバムです。この時期になると毎年そうなります。彼女は60年代からイタリアンポップス畑の歌手として活動していたのですがこのアルバムは当時のプログレの影響をもろに受けた彼女のディスコグラフィーの中でも異色の一枚となりました。フル・オーケストラをバックに歌い上げるという70年代のイタリアの歌ものの典型的な作品ですが、同じフル・オーケストラでも名アレンジャーがてがけたためオーケストラのスケールの規模とメロディの質、イタリアらしい着眼点だと思えるボッテェチェリの「プリマヴェーラ」をあしらっているジャケットどおりそれをコンセプトにしたトータル的な作りが70年代のイタリア女性ボーカルの傑作としています。 短い序曲のあとに続いて天空に駆け上がるような上昇感溢れるオーケストラとそれに呼応する女声合唱という目が覚めるようなスケールで「ひとときの夢」は始まります。そして低音で艶やかな歌声で彼女が歌い始め、サビではオーケストラと女性合唱が空前絶後の壮大さで遂には天空にまで届かんとする圧倒的な盛り上がりに僕はボッテチェリの「プリマヴェーラ」と同様にこの世の永遠の春を感じます。種々の花々がいっせいに咲き乱れに全ての生き物が生の喜びを賛歌するまるで名画と同じような輝かしい光景が目の前には映ります。曲の最後ではテンポを落として同じメロディをリフレインさせるという曲展開はいつまでも忘れられない感動を脳裏に焼き付けてくれる効果があり心憎いものです。もうこの曲でイタリアの歌をおなか一杯聞けて満足してしまいます。 でも満足するのはまだ早いんです。あとの曲もフル・オーケストラをたっぷりと使い非常に上質かつ70年代の空気が充満して懐かしさを覚えるイタリアン・ポップスを楽しむことができます。サビでしっかりと盛り上がる曲が多いんですがやはりどうしても「ひとときの夢」が突き抜けています。最後は「ひとときの夢」のリプライズで終わるため、裏返したレコードがターンテーブルに乗ることがしばしばです。 ところでウフィツィ美術館のボッテチェリの「プリマヴェーラ」を観賞する際にこのアルバムを聞きながらしようと思い実際そのようにしてこの曲を聴いたときの感動はどう言葉に表しても表現でき ないほどの感動が僕を襲いました。人生で最も感動した出来事と言われたら正にこの時だと即答します。もう見も心も震えあがり言葉を失ってただ感動の涙が次から次へと零れ落ちていきました。しまいには名画は涙で滲んでいてぼやけて見えていました。もしこのアルバムが気に入ったら是非同じようにして見ると感動は何重にも膨れ上がる違いないのでお勧めです。 ちなみに現在国内版のCDにしてももちろんLPも廃盤でプレミアが多少ついているので入手は難しいかと思います。僕は幸運にもLPで入手できたのですがこれがなかなか見かけることができません。是非再発を願うイタリアの歌物の一枚です。なんとか春が終わる前にアップできたので何よりです。まだまだ自分が感じことを表現するのが上手くないのでどんどんと書いていって 表現力をつけたいと思います。
by esthetisme
| 2005-03-18 04:35
| ラブロックなどイタリアの歌物
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