今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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チロ・ダッミッコ/オータム
2007年 10月 28日
トラックリスト 1 君を想う 2 いとしのジェニー 3 愛を託して 4 友達 5 明日、君が来れば 6 愛をもう一度 7 ジビルテッラ 8 ローズ・ブルー(哀しみのソレアードの原曲) 9 古ぼけたヴァイオリン 10 秋 同じくイタリアのジャルディーノ ディ センプリチの閑かなる庭園と同じく秋になると聴きたくなるのが72年に発表されたチロ・ダッミッコの1stアルバムで、イタリアの70年代の歌物の傑作の1枚です。 ロックグループだけでなくこうしてシンガーもプログレのキーボードにおける三種の神器と言われているメロトロンを使うなんて、70年代のイタリアでラジオから主に流れてくる音楽はプログレだったのでしょうか、影響されてメロトロンを使ったのかと想像してしまいますが、シングルでメロトロンを使わずストリングシンセ等のすっきりとしたアレンジをしているのを聴くともしかしたらオーケストラを雇えず代用としてメロトロンを使ったのかもしれないとも考えられますが。 メロトロンの使用の真意はさておき、今聴いても古さを微塵も感じさせないメロディセンスが 光る曲が多く、重厚な音の壁を作り出すメロトロンとダッミッコの力強い歌声と熱情的な歌唱と相俟って70年代の熱い空気を感じさせてくれます。聴いていて思うのはメロトロンを使ったアレンジで正解だったと思います。 なぜなら例えばわかる人しかわからない例えで悪いのですがGENSがシングル三部作でメロトロンを使った曲を後でメロトロンをオーケストラに置き換えて再録したものがありきたりの歌物になってしまっていましたから。 アルバム中、とりわけ印象的な曲はいうと「愛の全てが噴出してしまった、どうしようもない勢いで~」と歌うサビのメロディが一発で耳に残る1曲目、畳み掛けるようにして歌い、その後の引きが絶妙な3曲目、フルート風のシンセが爽やかな余韻を残す5曲目は後で発表するシングルに近い雰囲気があり、重厚な曲が並ぶ中で非常にいいアクセントになっています、懐かしい雰囲気と親しみやすいメロディに70年代をよく感じる7曲目、ピアノの思わず涙を誘う切なすぎるメロディに覆い被さるメロトロンが物憂い気分を増長させ、タイトルとおり秋、それも晩秋の落ち葉が風に舞う情景が浮かぶラストの10曲目。 こんな内容のいいアルバムを発表したのにセールスは伸びず、70年代はソロとしてはこのアルバム一枚のみなのがほんと残念ですね。80年代にようやく出た2枚めを期待はできないけど70年代のアルバムの延長で聴いてみたらその内容にがっくり。つくづく70年代にそれも前半にせめてもう1枚発表してくれたらと夢想をいつもしてしまいます。それは彼に限らず70年代に一枚きりで名盤を残して消えたグループにも言えることなんですけどね。
by esthetisme
| 2007-10-28 14:06
| ラブロックなどイタリアの歌物
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