総合芸術と生活美学を目指して~僕の審美眼に叶う愛しい物達~
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今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介

美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。


誕生日 14.4.1979

尊敬する人物

レオナルド ダ ヴィンチ
稀有の総合芸術者です。

好物:
フォワグラ、ピジョン、
グルヌイユ、ジビエ
アバ、ビターチョコ、
ワイン、ハーブ系のお酒、
アルマニャック、日本酒
刺身、湯葉、

嫌いな食べ物:
添加物を加えて
いる食べ物、
ジャンクフード、
ファーストフード、
インスタント食品、
チェーン店の料理、
創作料理(フランス料理
なら正統的なフランス
料理を食べたいので、
でも一店だけ例外はあり
ます。)


お腹をただ満たすための
食事ではなくて、
ゆっくりと時間をかけて
味わい、全身で美味しさ
を喜ぶことができる、
そんな料理が食べたい
です。

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コンチェルト ペール マルゲリータ(76年):リッカルド・コッチャンテ

ヴァンゲリスとの共作となった本作もまた70年代のイタリア・カウンタトーレを振り返る際には欠かせないもので、タイトルどおりマルゲリータという少女に捧げられたアルバムです。ヴァンゲリスがアレンジを担当しているだけあって彼のオーケストレーションが冴え渡ります。こういうアレンジならプログレファンも対応できるでしょうが72年の「Mu」はプログレの影響がロックバンドだけでなくカウンタトーレにまでその影響が及んでいたことを示す脅威のアルバムでした。今聞いてもシンフォニックな曲、エスニック風味の曲、トラッドとごった煮と思える曲が次々と突然顔を出してくるので意表をつかれてしまい、ほんとやりたい放題やっているのがいかにもあの時代らしくて古臭さなんて微塵も感じません。創造の塊がほんと爆発していますよね。ただアレンジが斬新な分、歌ものの命であるメロディが置き去りにされているのが残念ですけど。それとジャケットも変形ジャケットでこだわっていてトータル的で丁寧に作ったんだなぁというのがわかります。彼のアルバムといったらこの72年のアルバムとモリコーネがアレンジを手がけた「ANIMA 」本アルバムが傑出しています。その間は彼の歌がメインの地味なアルバムですが地味だけに彼の歌に集中できます。本アルバムとなるとどうしてもまずはヴァンゲリスのオーケスト
レーションなどのアレンジに耳が奪われてしまい、ほんと歌が負けてしまうぎりぎりという危うさがあります。一曲目からいかにもヴァンゲリスというオーケストレーションで幕をあけます。続いてもう本作のハイライトであるマルゲリータという曲では何度も何度もマルゲリータと熱唱に熱唱を重ねるまるで魂の叫びという歌に心を激しく揺さぶられます。名前を呼ぶたびに愛しさがこみ上げてくるんでしょう、何度も呼べば愛しさは洪水のように溢れている違いにありません。こんなにも思いを込めて歌えるなんて今の時代の歌手でできるのでしょうか?、とても恥ずかしくてできないでしょう、何の恥ずかしさもなく目の前の愛に全てを投げ出すかのようにして愛する人へのありったけの思いをこめて歌う、ほんと愛された人が幸せですね。
彼の熱唱を果てしなく盛り上げようとするオーケストレーションのすばらしさはさすがヴァンゲリスで歌の合間でもいい仕事しています。最後まで2人の感性がぶつかりあい仕上げられていて、聞き終わるとあれだけ熱唱していてオーケストレーションが壮大なのに清らかな余韻が残る美しいアルバムです。是非このアルバムからでもいいからもっともっとたくさん傑作があるイタリアの歌の素晴らしさを知ってもらえたらと思います。
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by esthetisme | 2005-03-25 04:43 | ラブロックなどイタリアの歌物
ボッテチェリと並ぶ永遠の春の象徴 カテリーナ カセッリ 組曲「春」
曲目

1 春・序曲 2 ひとときの夢 3 憧れ 4 思い出の店 5 溜息 6 愛の遍歴 7 失くしたもの
8 静かな眠り 9 天国の秘密 10 あなたを想って 11 春

さぁ心がうきうきと躍る春という季節が訪れました。最近ターンテーブルによく載るのがこのアルバムです。この時期になると毎年そうなります。彼女は60年代からイタリアンポップス畑の歌手として活動していたのですがこのアルバムは当時のプログレの影響をもろに受けた彼女のディスコグラフィーの中でも異色の一枚となりました。フル・オーケストラをバックに歌い上げるという70年代のイタリアの歌ものの典型的な作品ですが、同じフル・オーケストラでも名アレンジャーがてがけたためオーケストラのスケールの規模とメロディの質、イタリアらしい着眼点だと思えるボッテェチェリの「プリマヴェーラ」をあしらっているジャケットどおりそれをコンセプトにしたトータル的な作りが70年代のイタリア女性ボーカルの傑作としています。
短い序曲のあとに続いて天空に駆け上がるような上昇感溢れるオーケストラとそれに呼応する女声合唱という目が覚めるようなスケールで「ひとときの夢」は始まります。そして低音で艶やかな歌声で彼女が歌い始め、サビではオーケストラと女性合唱が空前絶後の壮大さで遂には天空にまで届かんとする圧倒的な盛り上がりに僕はボッテチェリの「プリマヴェーラ」と同様にこの世の永遠の春を感じます。種々の花々がいっせいに咲き乱れに全ての生き物が生の喜びを賛歌するまるで名画と同じような輝かしい光景が目の前には映ります。曲の最後ではテンポを落として同じメロディをリフレインさせるという曲展開はいつまでも忘れられない感動を脳裏に焼き付けてくれる効果があり心憎いものです。もうこの曲でイタリアの歌をおなか一杯聞けて満足してしまいます。
でも満足するのはまだ早いんです。あとの曲もフル・オーケストラをたっぷりと使い非常に上質かつ70年代の空気が充満して懐かしさを覚えるイタリアン・ポップスを楽しむことができます。サビでしっかりと盛り上がる曲が多いんですがやはりどうしても「ひとときの夢」が突き抜けています。最後は「ひとときの夢」のリプライズで終わるため、裏返したレコードがターンテーブルに乗ることがしばしばです。
ところでウフィツィ美術館のボッテチェリの「プリマヴェーラ」を観賞する際にこのアルバムを聞きながらしようと思い実際そのようにしてこの曲を聴いたときの感動はどう言葉に表しても表現でき
ないほどの感動が僕を襲いました。人生で最も感動した出来事と言われたら正にこの時だと即答します。もう見も心も震えあがり言葉を失ってただ感動の涙が次から次へと零れ落ちていきました。しまいには名画は涙で滲んでいてぼやけて見えていました。もしこのアルバムが気に入ったら是非同じようにして見ると感動は何重にも膨れ上がる違いないのでお勧めです。
ちなみに現在国内版のCDにしてももちろんLPも廃盤でプレミアが多少ついているので入手は難しいかと思います。僕は幸運にもLPで入手できたのですがこれがなかなか見かけることができません。是非再発を願うイタリアの歌物の一枚です。なんとか春が終わる前にアップできたので何よりです。まだまだ自分が感じことを表現するのが上手くないのでどんどんと書いていって
表現力をつけたいと思います。
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by esthetisme | 2005-03-18 04:35 | ラブロックなどイタリアの歌物
胸がキュンキュンときめかずにはいられない夢見る美しさのラブロック!!

彼らの魅力といったらダブルキーボードの利をいかしてチェンバロ、ソリーナ、メロトロン、チャーチオルガン、ハモンドオルガン、アープシンセ、ピアノなど各種鍵盤楽器とフルートを華麗に優雅に駆使して、ジェントリーにとろけるように甘い歌声でピュアな愛の世界を歌うことで胸がもうきゅんきゅんときめぱなっしです。アルバムのどこに針を落としても甘い音しかでてきません。
イタリア語ってこんなにも美しい言葉なんだと響きの美しさにも酔いしれてしまいます。まったく古臭さを感じさせず、今連ドラで使われたらまず70年代の音楽なんて思う人はいないぐらい洗練されているのもいつの時代でも色褪せることのない普遍の愛を歌っているからでしょう。期待しているんですが連ドラで使ったら冬ソナあたりからの純愛ブームにのってヒットしそうな感じがすごくしそうだと思うのは僕だけでしょうか。なぜなら韓国のドラマにしても映画の音楽にしても
全部聞いたわけではないけど主題歌って現代よりも70年代の雰囲気的な一昔の前の音楽という感じがするが多いように思えました。それと「クラシック」という映画の主題歌は映画にあわせたのかもしれませんが一番そんな感じを受けたましたね。こういう曲ならイタリアのラブロックやカウンタトーレにしてももっと巧みに感情表現を表した愛の歌を歌っているよと思います。ところで韓国ってもちろん一部の話ですが日本と並んでアジアの中でイタリアの音楽がうけているんです。その格好の証拠がたくさんイタリアの70年代の名作をこれまで再発してきたことがあり、
なかなか本国イタリアで再発されなかった時はとても助かりました。最近では新興レーベルのMU2レーベルの再発がすごいですね。イタリアに限らず世界中のレア盤をどんどん再発してい、いつも次は何を再発するの?とレーベルアナウンスが楽しみなんです。

さて曲名を書きましょう。

1 愛の中で 2  貴方に贈る詞 3 素敵な彼女 4 レーネ 5 冬の陽射し 
6 貴方を待って 7 ときめきの出逢い 8 音楽家 9 今夜、あなたと 10 最後の物語

せっかくなので歌詞を載せてみましょう

◎素敵な彼女

その日僕は恋に落ち、彼女もたぶん気がついた
彼女の声も震えて、こう言った
”いつか私、あなたにそっくりの
こどもが欲しい”
にっこりと笑うとしっかりと身を抱き寄せた

何て愛しい彼女、僕と一緒に
誤りをおかすんじゃないかと恐れている
愛し方をまず知らず、おしゃべりもしなかった
可愛い彼女は自分の夢の中に僕を連れて行ったよ

CDの解説より引用しました

この文を読んでいて気になると思うラブロックという言葉ですがこれは勝手に日本人がイタリアの音楽を聞いていて青春期特有の揺れ動く微妙な感情を上手に表現しているところから誰がつけたのか知りませんがそう名づけたらしいです。だからイタリアに行ってラブロックのレコード探しているんですけどと言ってもまず通じませんし、間違えて言ってしまった時はちょっと恥ずかしかった。でラブロックに近いものといったらGSでしょうね。GSが知らなくても美しい愛の歌を聴きたかったらぜひお勧めです。僕はいつも身も心もとろとろにとけながら聴いています。それにしてもこれ以上イタリアの音楽を一言で表すのにラブロックという言葉ほどぴったりなものはないと思います。
最近彼等に関する嬉しいニュースがありました。彼等にはアルバム未収のシングルが何枚もあり初期ので「アモーレ・ネッレ・リコルディ」はこのアルバムのどの曲よりも盛り上がりがよく、とにかくまずはこの曲を聴いて欲しい曲だと思っているのですがこの曲を含めシングルはもうひとつの名曲「ベッラ・サライ」、あとは持っていないのですが「Vecchio rock」、1stアルバムから4曲、2ndアルバムから4曲、3rdアルバムから2曲と選りすぐった選曲でベストアルバムが発売されたんです。しかも現地の価格では1500円もしません。ただことに1stで一番曲がプログレ
シッブな「キャメロットの伝説」が収録していないのが惜しいんですがでももうこのベストアルバムは彼等の決定版といえるものなのでもし初めて聞く方にはぴったりかもしれません。最後に曲リストを載せておきます。書いていたら一曲ソースがわからない曲「Mediterraneo」があったのでどなか知っている方は教えてくださると幸いです。

「ボッテガ・デッラ・アルテ/メイド イン イタリー」

1. Come Due Bambini  (1stアルバムの曲でシングルA面の曲)
2. Amore Nei Ricordi (シングルA面の曲)
3. Bella Sarai  (シングルA面の曲)
4. Che Dolce Lei    (2ndアルバムの曲でシングルA面の曲)
5. Ripensare A Lei  (1stアルバムの曲でシングルB面の曲)
6. L'Avventura     (3rdアルバムの曲でシングルA面の曲)   
7. Dentro        (2ndアルバムの曲)
8. Finisce Qui     (3rdアルバムの曲でシングルB面の曲)
9. Il Fiume, Il Villaggio, La Miniera (1stアルバムの曲)
10. Mediterraneo     ?、いずれのアルバム、シングルにこの
曲が確認できません。
11. Il SUo Sguardo, La Malinconia, La Mia Poesia
12. Amore Mon Amore (1stアルバムの曲)
13. Questa Sera E Per Noi  (2ndアルバムの曲)
14. Vecchio Rock (シングルA面の曲)
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by esthetisme | 2005-03-12 04:39 | ラブロックなどイタリアの歌物
究極のイタリアの抒情美に包まれて遥か彼方の時空への憧憬の念を描く PFM
プレミアータ・フォルネリーア・マルコーニ 「友よ」
1972年発表 イタリア

1 ほんの少しだけ(人生は川のようなもの)
2 生誕
3 友よ(幻の映像)
4 晩餐会(晩餐会の三人の客)
5 ゼラニウム

爪弾かれるハープと雄大な広がりを見せる甘美な音のメロトロンという大いなる期待を抱かせるロマンティックな始まりにうっとりとして聞いていると、続いてクラシックギターのこれまた夢見心地にさせてくれる音で、それにオルガンとノスタルジックさ一杯のフルートが加わり、チェンバロ風シンセが奏でらられバロック音楽風に展開しクラシカルなイントロがほんとイタリアらしいし、さすがどのメンバーも一流の音楽学校を卒業しているだけにその素養に裏づけされた音は比類がないほど知性に満ち溢れています。
そしてロックらしくダイナミズムを見せる力強いドラムとうなりをあげるシンセの音でクラシックからロックへと劇的な展開となります。触れたら壊れそうなど儚げな美しさのボーカルにはイタリア語の美しさを堪能できまし、メロディがとにかく優しいです。ボーカルのあとにはプログレファン
歓喜のメロトロンが洪水のように溢れ出し目一杯広がっていきます。ここはメロトロンがどれだけほかの鍵盤楽器に比べてダントツの魅惑的な音を奏でることができるのかを実感できます。
最後ももちろんメロトロンを何度も繰り返すドラマティックなエンディングでイタリアのプログレの名曲中の名曲です。
2曲目はジャズ・ロックで勢いよく、スリリングに展開していくインストでテクニカルなアンサンブルを決める演奏力にどぎもを抜かれますし、演奏力の高さをしるには絶好の曲であいだにピッコロ・フルートと伸びやかなシンセで陽気な地中海音を取り入れたりとめまぐるしいです。
そして3曲目はこれまたノスタルジックなフルートからはじまり、繊細で甘美なボーカルは耳にとても優しく聴こえてきます。高らかに響き、また伸びやかに広がっていくシンセの使い分けがよくて一曲目と同様本アルバムのハイライトだと思います。ロックにクラシックの要素を巧みに取り入れ散りばめていくのはこの後の曲でも変わらずでそのセンスはほんとこなれていてなにひとつ無理がありません。それも前述したとおりのメンバーの経歴に尽きると思います。
このアルバムの完成度から将来の可能性をあのキング・クリムゾンで詩を書いていたピート・シンフィールドが見抜きこのアルバムをベースにあのインターナショナルな成功を収めることになる「幻想物語」が生まれます。その跡の活動はここで書くまでもないことでイタリアを代表するトップグループのひとつとなります。そして当時イタリアのグループでは唯一の来日をするんですがほんとこの時のライブほど見たいものはないですね。近年再度来日がありましたがやはり全盛期の乗りにのった時の演奏が見たかったものです。でもイタリアのプログレを聴くならアルバムの完成度は増したかもしれないけど英語で歌われていてイタリアらしい幻想感が薄れてしまった「幻想物語」よりもどっぷりとイタリアの抒情につかることができる本作のほうがおすすめです。
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by esthetisme | 2005-03-11 04:46 | 世界中のプログレ
とめどなく広がる深遠な精神世界が何よりも美しい ラッテ・エ・ミーレ 「受難劇」

ラッテ・エ・ミーレ 受難劇 1972年発表 イタリア

1 序曲 2 過ぎ越しの日 3 最後の晩餐 4 ゲッセマネ 5 訴訟 6 証人達(パート1)
6-2 証人達(パート2) 7 悲観 8 ユダ 9 ユダヤの王 10 カルヴァリオの丘
11 復活
ボーナストラック
12 五月

キリスト教への絶対的な信仰心というものはアルバム製作時に最年少が16歳で平均年齢が20代そこそこというトリオ編成である三人の若者達にロックという観点からはとても語るのが不可能なアルバムを作らせてしまうのでしょうか。信仰心をまずもつことがない我々日本人にとっては理解するのが難しいものがあります。いくらバッハなどクラシックで前例があってもロックのほうからクラシックだけでなくジャズも取り入れ再構築したことはいつ聴いても衝撃が走りますし、最初聞いたときはもうただ驚愕するばかりでした。
まさにイタリアのみならずユーロ・ロックを代表する一枚ですし、イタリア以外出てこない音だと思います。まず耳を奪われるのは宗教的な荘厳さをたたえた混声合唱団とパイプオルガン、チェンバロ、ムーグ、シンセなどの多彩なキーボード郡によるあまりにも重厚なクラシカルな音ですね。そして何よりも凄まじいのは静と動の対比。沈むゆくところは悲壮感に満ちた語りとキーボードの音色に心をえぐられそうになりますし、まるでイエスのこのあとの悲劇を予感させるかのようです。続いて盛り上がるところは前述した混声合唱団がクラシック音楽ばりにと本格的に歌い上げます。歌い上げたあとには胸が透くようなメロディを伸びやかに歌うひと時の安らぎのような曲となるんですが落差の激しいことにいきなりドラムを連打し、不安感をあおるシンセの音によって激しい裏切りの感情を表した曲になり山あり谷ありの曲展開ですがこのアルバムを理解の為に聖書を一読するとまるで違ってき聴こえてきます。なぜなら歌詞は聖書からほとんどそのまま使っているので聖書を一度でも読めばこのアルバムで展開されていく精神世界の美しさに気づくことができるのではないのではと思うからです。冒頭に書きましたがやはり日本人にはとってもとっつきにくく、理解するのが難しいテーマですから。
もしこの文を読んで聴こうとする人にひとつことわっておかないといけないのが演奏力の稚拙さ。とてもプロの水準には満たない演奏ですがあの若さでキリスト教の一大テーマを表現しようと挑んだ志を汲んであげてくださいね。ちなみにアルバムはヨーロッパ中で評判となり、アルバムを発表した翌年にローマ法王の前で御前演奏したという記録が残っています。
なお最後のボーナストラックの曲はプログレではなくてラブロックの傑作のひとつで、イタリアはシングルの名曲がたくさんあって集めるのに苦労します。それだけにこうして手軽に曲が聴けるのはありがたいことです。イタリア特有のひとなっこいメロディで聞き手を優しく包み込むコーラスには心が温かくなりますし、一度聴いたらまず間違いなく忘れられないと思います。
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by esthetisme | 2005-03-10 04:48 | 世界中のプログレ
メルヘェン フォーク  アンジェロ ブランデュアルディ

アンジェロ・ブランデュアルディでは70年代から活躍するメインでバイオリンを弾き、アルバムの一連の作業をひとりでこなすカウンタトーレでイタリアが生んだ現代最高の吟遊詩人だと思っています。
海の香りと風を運んでくる地中海音楽にルネサンスの香り漂い、遥か彼方へと思いを馳せてしまう中世音楽のエッセンスを取り入れながら自分の音楽として昇華したその音は彼の聞くものを優しく包み込む包容力とあいまって夢見るような躍動感に溢れています。聞いている間はもちろんのこと聞き終わってもずっと心が温い気持ちで満たされて、真の癒しとはなにかを教えてくれます。その声はまた妖精のささやきみたいで現代の人が無くしてしまったものをなにか気づかせてくれるとも表現できます。とにかく一度聞けば貴方の心に住み初めて、癒しが欲しい時には、心に素敵な癒しを与えてくれるに違いない特徴的な声です。さすが御大、かけがえのない尊さにいつ聞いても泣が止まりません。僕はファビリッツオ・デ・アンドレと並んで神格化しています。
それでいて音がとっても繊細極まりなくて、その繊細について夢の中で見たことをまるで移しとって音にしているとさえ思えると書いた人がいた人がいましたがまさにそのとおり。触れれば今にも壊れてしまいそうな儚さがあります。いつまでも夢見ることを忘れたくない大人のためのファンタジーです 
70年代はデビュー当時からもうほぼ自分の音楽を確立しているのでどれを聞いても充実した作品群に驚くんですが、まずはイタリアに限らずヨーロッパ中で発売された本作がいいでしょうか。ブズーキをはじめ地中海音楽の楽器の音、穏やかなストリングス、弾けるようにリズミカルだったり陽気に舞うフルートの音、時には適度に緊張感を孕み、時には優雅でメロディアスなバイオリンと各種弦楽器を多用した、とにかく流れていく時間が贅沢に思えるそんなひとときが訪れます。
70年代のイタリアの音楽の国内盤はたくさんでたのですがなぜか彼のアルバムだけでなくてほんと一枚でいいから国内盤を出して欲しかったものです。
オリジナルアルバムはレコードの中にブックレットが閉じられていて、ジャケの触り心地がいいんですが僕がもっているようにジャケットの左下にポリドールのマークがあるのがファーストプレスだそうです。
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by esthetisme | 2005-03-03 04:42 | ラブロックなどイタリアの歌物