総合芸術と生活美学を目指して~僕の審美眼に叶う愛しい物達~
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今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介

美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。


誕生日 14.4.1979

尊敬する人物

レオナルド ダ ヴィンチ
稀有の総合芸術者です。

好物:
フォワグラ、ピジョン、
グルヌイユ、ジビエ
アバ、ビターチョコ、
ワイン、ハーブ系のお酒、
アルマニャック、日本酒
刺身、湯葉、

嫌いな食べ物:
添加物を加えて
いる食べ物、
ジャンクフード、
ファーストフード、
インスタント食品、
チェーン店の料理、
創作料理(フランス料理
なら正統的なフランス
料理を食べたいので、
でも一店だけ例外はあり
ます。)


お腹をただ満たすための
食事ではなくて、
ゆっくりと時間をかけて
味わい、全身で美味しさ
を喜ぶことができる、
そんな料理が食べたい
です。

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カテゴリ:世界中の歌姫( 15 )
zabadak 桜
今年は例年よりも桜の開花が早く、今週末は桜を愛でるのが楽しみです。明日は祇園白川のライトアップが始まるのでまずはここに行きたいかな。

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1. 五つの橋
2. アジアの花
3. マーブルスカイ
4. Psi-trailing
5. 休まない翼
6. 椎葉の春節
7. 桜
8. 百年の満月
9. 歩きたくなる径
10. ティン・ワルツ

さてこの季節になるとほんとヘビロテになるのが1993年の発売から20年が経ちましたがこれからもいつまでも聴き続けていく大切なアルバム。ケルト音楽など民族音楽、プログレ、女性ボーカルと僕が音楽で惹きつけられる要素が盛りだくさんで、とりわけ上野洋子さんの耳にとても心地よいクリスタルボイスが何より大好きです。1曲目だけに画像をクリックするとyou tubeで聴けるようにしています。

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アルバムは異国情緒が漂う曲からスタート。ライブバージョンならでのノリの良さがとてもいい。アーコディオンを楽しそうに弾いているような感じがしますし、この曲に登場する主人公のようにどこか旅に出かけたくなってきます。

全曲上野洋子さんが歌っているわけでないのでやはり彼女が歌う曲ばかり聴いてしまいます。特に4曲目の切なさ全開の曲では彼女の透き通る声質が絶妙にあっていて感動的で涙を誘う。このアルバムの曲どころか彼らの曲の中で一番大好きです。

タイトル曲の桜は約9分とプログレ的な展開をするインスト。静かな盛り上りからは昼に観る桜よりは夜桜が散っていくイメージが浮かび上がります。

そのほかにも日本の民謡をアレンジした曲や桜並木を歩いている景色が目の前に浮かぶような曲など情景描写の巧みさは卓越していて彼らの音楽はほんと素晴らしい。
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by esthetisme | 2013-03-28 22:32 | 世界中の歌姫
Teresa De Sio Villanelle popolaresche del '500
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夏はやっぱり地中海音楽。ナポリの歌姫テレーザ・デ・シオの1978年の1st。各種民族楽器の多彩なアレンジ、時にはナポリの舞曲タランテッラのリズムを取り入れ、とにかく情熱的で火を噴くような勢いのボーカルで聴かせます。目の前には燦々と太陽が照りつけるナポリの街が浮かぶかのよう
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by esthetisme | 2012-06-15 17:07 | 世界中の歌姫
音楽で地中海クルージング サヴィナ ヤナトゥー 地中海の歌
歌姫の宝庫であるギリシャの中でもダントツで大好きなのがサヴィナ・ヤナトゥー。彼女は本当に才女で古楽、伝統音楽、アヴァンギャルド・ジャズ、地中海音楽、スターンダード音楽など幅広いジャンルをその才能をもって見事な解釈を行い、リリースするアルバムはどのジャンルも傑作がたくさんあります。それはゲスト参加のアルバムでもそうです。

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今回のアルバムのテーマはタイトルどおり地中海音楽。主として伝統音楽探求のために結成された自身のアンサンブルであるプリマベーラ・エン・サロニコというグループを従えて、ギリシャ、アルバニア、イタリア、サルデーニャ、イスラエル、アル・アンダルース、レバノン、キプロス、トルコ、セファルディ、スペイン、フランス、コルシカ、チュニジアといったように地中海一帯の14地域、文化圏の伝統的な歌を重複を含めて19曲と幅広く取り上げています。まさに国境を越えたボーダレスな地中海音楽絵巻です。

彼女の歌のテクニックはクラシックの教養に負うところが大きく、繊細でとても美しいソプラノベースの歌声を聴かせてくれます。異なる言語の地域の伝統歌でも込められた感情を巧みに歌いこなしているようでやはり才女です。また彼女のグループはウード(弦楽器)、カノナキ(弦楽器)、トゥムベレキ(太鼓の類)など様々な民族楽器を用いて伝統的ながらもコンテンポラリーさを兼ね備えるアレンジが絶妙です。

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画像をクリックすれば動画のあるyoutubeへリンクします。

アルバムの中から1曲取り上げます。ライブ映像があるなんてほんと嬉しい。まだ生演奏では聴いたことがなくて、一度と言わず何度でも生演奏を聴きたいほどなので。
アルバムとは違うアレンジですがこのヴァージョンもいいですね。それにしてもサヴィナの透き通った歌声はなんと美しいのでしょう。静寂の世界。ほんと溜息もので素晴らし過ぎる。ただ美しいの言葉しかでてこない。

今年の夏もこのアルバムがヘビロテになるでしょうね。いつかは行きたいギリシャのアテネ。同じ聴くならやはりそこで彼女の歌声を聴きたい。
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by esthetisme | 2011-07-08 00:49 | 世界中の歌姫
湯川潮音  雪のワルツ
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年最初の更新はつい最近出会えた今の季節にもあいそうな曲を。フルート、ハープ、ウッドベース、チェロ、アコギのアコースティックな編成に透明感溢れる彼女の美声。50年以上の前の抒情美溢れる三木鶏郎さんの名曲が素敵なアレンジで現代に蘇りました。

曲は泥沼化する戦局の中、戦前の華やかなクリスマスの雰囲気を回想して、まもなく出征する兵士は友人、恋人、家族といった大切な人への思いを胸に抱いて戦地へ赴くといったとても切ない雰囲気に満ちています。
今は平和だからこそクリスマスを祝えますけど戦争中はそれどころじゃないですからね。戦地の兵士なんか生きるか死ぬの極限状態ですし。改めて今こうして平和であるありがたさを感じます。



とても切ない曲ですが彼女の歌声はほんと癒されます。タイトルどおり雪がまるでワルツを踊ようにひらひらと舞う情景が目の前に浮かびます。
今月末のライブで一緒の空間の中で聞けるといいですね。さてライブに備えて彼女のアルバムを聞き込みましょうっと。
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by esthetisme | 2010-01-01 21:53 | 世界中の歌姫
トゥリーズ オン・ザ・ショア
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英国的な衣装に身を包んだ少女が、庭園の真ん中で、グラスか何かに入った水をザバッと撒いているだけの図なのに、そことはかない狂気が感じられるのが凄い。美しいというよりはちょっと不気味で、そこに至るストーリーを深読みすると何だか怖い感じもしてくる

水撒き少女のジャケットと言えばわかる人にわかる有名なトゥリーズの2ndアルバムです。
インパクトが強いので思わずジャケ買いをする方もいるかもしれませんね。

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裏ジャケの写真も変だ。少女の首は一体どちらを向いているんだろう?さすがはヒプノシスの一員として知られているストーム・ソージャースマンの仕事である。たった2枚の写真が見るもののイマジネーションを最大限に刺激するこのジャケットを眺めていると、どんな音を聴かせてくれるバンドなのか、無性に知りたくなって
くる。


僕も筆者とまったく同じ気持ちです。明らかに少女の首の向きかたが普通ではないので、これまた表ジャケと同様に一度見てやはり忘れなくなりました。

最初の曲はどんな曲とか聞いてみるとドラムがどんどんと鳴り、哀感漂う雰囲気の中、セリアが一本調子で低音で歌うもんだから念仏みたく聴こえくるのですが、低音から高音までといろんな表情で歌う彼女の声の魅力なんだぁとこの歌をあとの歌を聴いてから聴いて思いました。この低音の歌声が曲の雰囲気によくあっていますからね。

今では一曲丸々のアカペラのトラッドも聴けますが、初めて聴いた10代の時はブリテッシュ・トラッドにまったく免疫がなくて、有名どころをいくつか聴いてみたもののあまりピンとこなくて、でもロック寄りのアレンジ、それもプログレッシブなナンバーもあるトゥリーズは馴染みやすかったですね。
という経験があるので、奥深い世界のブリテッシュ・トラッドへの第一歩に勧めみたいなぁなんて思います。

アルバムは、オリジナルとトラッドが混在していますが、オリジナル曲がトラッドに挟まれても違和感なく、曲の質が高いです。
一方、トラッドは消化の仕方がこなれていて、特に7曲目のジョーディがお気に入り。歌詞のとおり物悲しく、幻想的な雰囲気の曲で、セリアの翳りのある歌声は何とも言えない魅力があります。やっぱりトラッド・フォークは上手でもなくも女性ボーカルがいいですね。
この曲がリクエストを受け付ける有線のチャンネルでかかっていたことがあるのですがナイスリクエスト。僕もブリテッシュ・トラッドを何かリクエストすればよかった。
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by esthetisme | 2009-03-10 23:55 | 世界中の歌姫
童心に帰れるよう優しさやファンタジックさ アマロック ジブラ・アラ
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クラシックをバックグラウンドに持ちながら、民俗音楽にも深い造詣を持ち、その一方でプログレにも強い興味を持つマルチ・ミュージシャンのロベルト・サンタマリアとバルセロナの合唱隊の一員とクラシック畑出身のリディア・セロンによって、エスキモー語で狼の名前を意味する「アマロック」というグループが1990年の初頭に結成されます。

1994年に1stを発表、ロベルトのクラシカルなピアノとリディアの美声にたおやかなオーボエや伸びやかなヴァイオリンが絶妙に調和したサウンドはいわゆる「コンテンポラリーなユーロ・トラッド」の中でも一際異彩を放っていました。

1995年にユーロ・ファンの間で大ブレイクした2nd。ファンタジックなムードを一杯にたたえた作風は前作から格段のグレードアップを見せつけました。

そして1997年には「前作よりアコースティックな深みを増した絶対の自信作」と彼らのコメントがありましたが、なぜか配給先のレコードが会社がリリースに難色を示したため、オクラ入りの危機に瀕していたそうですが、紆余曲折を経てなんとかベル・アンティークより日本先行ディストリビュートが決定。

「カタルーニャの宝石」と呼ばれるに相応しいロベルトのキラキラと煌めくキーボードとこの上なく美しいリディアの歌声は前作品と同様で、本作品ではギタリスト、フルーティスト、ヴァイオリストが新加入していて、クラシックのエッセンスが強まり、アカデミックで室内楽的な気品を讃えながら、童心に帰れるよう優しさやファンタジックさが一杯に溢れ、夢見心地な気分に浸れる極上のユーロ・トラッドです。
どの曲も素晴らしいのですが、6曲目の桜並木は満面に咲く桜の美しさに感動して作られた曲で日本人には見慣れた光景だけにシンクロさせて聴くのがとっても簡単なはず。そうして聴くといっそう感動的に聞こえてきます。クラシカルなピアノに空間一杯に響くオーボエと優雅なリディアのスキャットと10分に渡ってとただひたすらに美しい世界に没頭することができる涙ものの曲です。そういう曲がずらりと並んでいるし、この作品の後に加入した女性ボーカルより僕はリディアの歌声のほうが好きなのでこの作品が彼らの最高傑作だと思っています。

収録曲

1 ストーン・ラビリンス
2 洞窟の主
3 コウモリの踊り
4 アクアティック・ブラックバード
5 嵐
6 桜並木
7 ジブラ・アラ
8 アット・ジー・アザー・サイド
9 ストーン・ラビリンス

ボーナストラック

10 エンシャント・ヴィナース
11 天空の女神

参考文献

本アルバムのライナー
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by esthetisme | 2009-03-02 11:48 | 世界中の歌姫
ローレン・オーバック&バート・ヤンシュ
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ローレン・オーバック&バート・ヤンシュ
「アフター・ザ・ロング・ナイト+プレイング・ザ・ゲーム」(1985年)

パンクやニューウェイブが音楽シーンを席捲していて、ブリテッシュ・フォークにとって暗黒の時代と言える80年代に自主制作でリリースされたそれぞれのミニアルバムは、ブリテッシュ・フォークの大御所であるバート・ヤンシュの全面的にバックアップしているということもあり、熱心なフォークファンの間で静かなブームを呼んだといいます。日本にはリアルタイムで少数レギュラー入荷していたそうです。
このアルバムを発表した当時、ローレンはスコットランドのある大学の国文学生で、在学中にバートと出会い、ローリング・ストーンズの創世記のメンバーであるジェフ・ブラッドフォード、ブルース畑の重鎮的存在のブライアント・ナイト、ニュー・エイジのフィールドで作品をこの後に多数発表することとなるティム・ウィターなどの名手を集め、バートの友人の紹介で、ギターやコーラスだけでなく、プレイング・ザ・ゲームの全ての曲を書いたリチャード・ニューマンが加わり、本作品をレコーディングしたようです。
本作品後、ローレンは学業に専念するために大学に戻りました。89年にバートに呼び戻されレコーディングしたそうなのですが残念なことにお蔵入り。
その後はローレンとバートは親と子のほどの年の差があるらしいのですが、99年に2人はは結婚し、ローレンはローレン・ヤンシュと改名。

アコギをメインとしてシンプルながら、バートを始めサポートの名人芸と言える演奏が、ややハスキー気味でいて、しっとりとしたローレンの歌声を引き立てていて、本作品を70年代の女性のブリテッシュ・フォークの名盤と肩を並べる作品にしています。
1曲目から70年代へと戻ったかのような感覚にさせてくれる、それでいて洗練されている曲調が素晴らしくて、最後までそんな調子だから、大好きな70年代の空気をたっぷりと吸うことができたかのようでほんと幸せな気分になります。
歌メロが物悲しくて、彼女の歌声にほんとぴったり。曲が終わった時にしみじみと心に染み入りますね、
最後の曲を除いて好きな曲が多いアルバムですが、レインボーマンとその次のフーロズン・ビューティの流れがとにかくたまらない。アコギの音だけでももう泣けてくるのに、ローレンのあの歌声がより一層、拍車をかけます。
あと唯一のトラッド曲のヤーローの彼女が歌うバージョンも絶品で、もっともっと彼女が歌うトラッドが聴きたくなるほど。
このアルバムの後、彼女の歌声が聴けるアルバムが、2000年夏にリリースされたバート・ヤンシュのクリムゾン・ムーン。未聴ですが、このアルバムと変わらぬ歌声だそうで、そう聞くと僕もライナーの著者同様に新作を期待してしまいます。

※本アルバムのライナーからところどころ引用して書いています。
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by esthetisme | 2008-07-20 21:42 | 世界中の歌姫
ソアジグ ブルターニュの調べ  1980年
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ソアジグ ブルターニュの調べ  1980年

原題の「歌とケルテイック・ハープ」というシンプルなタイトルどおり、ブルターニュ出身の女性シンガー&ハーパーであるソアジグによるハープ弾き語りです。
邦題は「ブルターニュの調べ」というタイトルがつけられています。
澄み切った透明感がある歌と素晴らしいテクニックによるケルテイック・ハープは宝石のようなきらめきがあり、ケルト音楽の誇りです。

収録曲は以下のとおり

1 兵士達は赤い服を着ている
2 さらば キラルニー
3 3色のリボン
4 ポンカレッグの死
5 ガヴォット組曲
6 死んだ鳥
7 ブルターニュの言葉
8 ミス・マクデルモット
9 ロンリー・バンナ・ストランド
10 ブライアン・ボルのマーチ
11 パリからの手紙
12 ケルーラの世継ぎ

2、6、7、11がソアジグの自作曲。
6は、1978年にも、22万トンの石油が流出し沿岸200キロが汚染された大惨事を歌ったものです。
7は、ソアジグが「ブルータニュの青年達に自らの本当の言葉を発見させ、使わせようという目論見があるのだ」と語っているように、ブルターニュの民族意識の高揚をテーマにしたものです。
それはブルターニュのトラッドである4も同様で、4は、18世紀初めにブルターニュ独立のためにポンカレッグ伯爵が反乱を起こしたのですが、結局、失敗し、ナントで処刑されたことを歌っています。

ブルータニュ以外では、アイルランドの革命を歌った3と9、アイルランドの伝説的なハープ奏者であるカロランの曲があり、ソアジグは他のケルト文化圏との連帯を意識し、明確な主張を持って曲を選んでいます。

ただ聴いていればハープと歌がそれはそれは美しく、物憂げ、哀愁に満ちているとしかわかりませんが、こうして何を歌っているのかを国内盤の解説を読むと、反乱や革命の血生臭いものだったり、ブルターニュで起こった大惨事だったり、ブルターニュ語の復権だったりと強いメッセージ性があることに気がつかされます。
このアルバム以後、ソアジグはコンピアルバムに参加しているだけで単独のアルバムを発表をしていません。
また唯一のアルバムは現在はオリジナルのジャケットは違うジャケットで流通しています。
今回、載せたイメージがオリジナルのジャケットです。
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by esthetisme | 2008-07-18 13:17 | 世界中の歌姫
アウロラ・モレーノ/アイナダマール
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アウロラ・モレーノ/アイナダマール 1988年 スペイン

1 あなはもう知っている
2 私の家においで
3 呪い師、おいで
4 言っておくれ
5 私の魂を奪う人
6 若者
7 私を望む人はいない
8 私の娘
9 月曜日に目覚めた
10 母は私に何も言わない
11 白き肌の恋人
12 エル・ポロ 

キングレコードのユーロ・トラッドのシリーズの1枚として、リリースされたのが今回のアウロラ・モレーノのアイナダマール。
セファルディーの伝統を現代に甦らせていて、知られざる南欧トラッドを知るには格好の内容です。

セファルディーとは、スペイン系ユダヤ人のことで、紀元前のユダヤ離散の後にイベリア半島に住みついたユダヤ人が、15世紀の終わりにイサベル女王とフェルナンド王の縁組によるスペイン統一、レコンキスタの為に、アフリカやアジア、バルカン半島に追放されることになった人たちのことです。
彼らは当然のごとく、中欧から北欧、東欧に住みついたアシュケナージとは、また違った文化を持っています。
セファルディーが取り上げる重要なものの1つが「ロマンセ」と呼ばれる中世スペインの物語り歌であり、詩形や脚韻においても明らかにされています。

解説によるとアウロラのメリスマの効いたヴォーカルと、フラメンコでお馴染みのスパニッシュ・フリジア旋法が鳥肌が立つほど衝撃的だそうですが、そのようにわかる方の感性が羨ましいですね。
どちらも初耳の言葉でセファルディー、アシュケナージ同様に知らない言葉を知るのが楽しいし、後述した普段耳にすることがない楽器の音色のを聴けるなど、ユーロ・トラッドを聴いていると学ぶことがたくさんあって、それはユーロ・トラッドを聴く醍醐味ですね。

さてアルバムではフラメンコギターとクラシックギターを使い分けていて、ダルプッカ、プサルテリー、ペンディルなどの伝統楽器にキーボード、ベースやドラムを加えているせいか、伝統音楽といっても曲、アウロラの歌のどちらも聴きやすい。
そのおかげでイスラム風のメロディが心地よく耳に響いてきて、よく残りますね。とにかくアウロラの歌唱が絶品です。
調べてみましたがこのアルバムの前後にアルバムを発表していないようなのですが、これだけの歌い手だけにほんともったいない話です。

1曲、1曲と曲ごとの解説が丁寧だし、歌詞の訳があるおかげでセファルディーの伝統の世界をたっぷりと満喫できます。

つくづく思いますが、このユーロ・トラッドシリーズはアイルランド、オランダ、スペイン、イタリア、フランスなどなど各国の伝統音楽を紹介していた素晴らしいシリーズでした。
ただ既に廃盤なので聴くのにほんと苦労しています。
第一弾、第二弾をあわせて全部で25枚。そのうち持っているのは19枚。完全コレクションまでまだまだ遠いですね。
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by esthetisme | 2008-05-10 20:40 | 世界中の歌姫
須山 公美子 夢のはじまり 1986年
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須山 公美子 夢のはじまり 1986年

1 月夜の真空管
2 新しい大陸
3 空中ブランコの唄
4 しゃべらないわ
5 船唄
6 花まつり
7 東京一の軽業師
8 星のかけら
9 乙女のワルツ
10 マラソンランナー
11 すたあまいん


アコーディオンやピアノを弾き、着物を着て歌を歌っていたという須山 公美子さん。
その姿は以下のページで見れますし、この2ndアルバムのジャケットからでも想像がつきますね。

http://www.h2.dion.ne.jp/~keiticle/gallery/eisei/suyamasan.html

そのページで紹介された「少女の憧れ」は、EPで発表され、現在廃盤の1stアルバムにボーナストラックで収録されていて聴くのが難しいので、こうして簡単に一曲、フルで聴けるのがありがたい。
当時の様子を須山さん本人が語っていて興味深いし、聴いてみると日本歌曲を思い起こさせ、懐かしさを覚えるそんなメロディの曲です。
その曲の後に発表したのが今回の2ndアルバムで、次の3rdアルバムと同様に彼女のアルバムの中では特に傑作です。

2ndアルバムでは著名なミュージシャンをゲストに迎えて製作されましたが、特に有名な方と言えばチェロの溝口 肇さんでしょうか。
曲は弦楽四重奏、和風マーチングソング、ノスタルジックな叙情に溢れたアーコディオンとマンドリンでワルツの曲、早口でまくしたてるように歌うアップテンポな歌、大正琴の日本的な情緒が香る曲、路上で録音したチンドンの音にボーカルを重ねた曲、ピアノと再び弦楽四重奏のバラード、わずかなギターの伴奏以外はほとんどアカペラのカバー曲、ピアノとヴィヴラフォーンのロマンチックで夢見心地な曲などなどバラエティに富んでいます。
曲同様に声色が曲にあわせていろいろで、しっとりと情感のこもった声、アニメの声優のような声、可愛い乙女のような声などほんと聴いていて楽しいアルバムです。
次回はこの後の3rdアルバム「わたしがなりたかったもの」を今度は書きたいですね。
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by esthetisme | 2008-05-01 22:41 | 世界中の歌姫