総合芸術と生活美学を目指して~僕の審美眼に叶う愛しい物達~
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今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。


誕生日 14.4.1979

尊敬する人物

レオナルド ダ ヴィンチ
稀有の総合芸術者です。

好物:
フォワグラ、ピジョン、
グルヌイユ、ジビエ
アバ、ビターチョコ、
ワイン、ハーブ系のお酒、
アルマニャック、日本酒
刺身、湯葉、

嫌いな食べ物:
添加物を加えて
いる食べ物、
ジャンクフード、
ファーストフード、
インスタント食品、
チェーン店の料理、
創作料理(フランス料理
なら正統的なフランス
料理を食べたいので、
でも一店だけ例外はあり
ます。)


お腹をただ満たすための
食事ではなくて、
ゆっくりと時間をかけて
味わい、全身で美味しさ
を喜ぶことができる、
そんな料理が食べたい
です。

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カテゴリ:ラブロックなどイタリアの歌物( 8 )
チロ・ダッミッコ/オータム
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トラックリスト

1 君を想う
2 いとしのジェニー
3 愛を託して
4 友達
5 明日、君が来れば
6 愛をもう一度
7 ジビルテッラ
8 ローズ・ブルー(哀しみのソレアードの原曲)
9 古ぼけたヴァイオリン
10 秋

同じくイタリアのジャルディーノ ディ センプリチの閑かなる庭園と同じく秋になると聴きたくなるのが72年に発表されたチロ・ダッミッコの1stアルバムで、イタリアの70年代の歌物の傑作の1枚です。
ロックグループだけでなくこうしてシンガーもプログレのキーボードにおける三種の神器と言われているメロトロンを使うなんて、70年代のイタリアでラジオから主に流れてくる音楽はプログレだったのでしょうか、影響されてメロトロンを使ったのかと想像してしまいますが、シングルでメロトロンを使わずストリングシンセ等のすっきりとしたアレンジをしているのを聴くともしかしたらオーケストラを雇えず代用としてメロトロンを使ったのかもしれないとも考えられますが。
メロトロンの使用の真意はさておき、今聴いても古さを微塵も感じさせないメロディセンスが
光る曲が多く、重厚な音の壁を作り出すメロトロンとダッミッコの力強い歌声と熱情的な歌唱と相俟って70年代の熱い空気を感じさせてくれます。聴いていて思うのはメロトロンを使ったアレンジで正解だったと思います。
なぜなら例えばわかる人しかわからない例えで悪いのですがGENSがシングル三部作でメロトロンを使った曲を後でメロトロンをオーケストラに置き換えて再録したものがありきたりの歌物になってしまっていましたから。
アルバム中、とりわけ印象的な曲はいうと「愛の全てが噴出してしまった、どうしようもない勢いで~」と歌うサビのメロディが一発で耳に残る1曲目、畳み掛けるようにして歌い、その後の引きが絶妙な3曲目、フルート風のシンセが爽やかな余韻を残す5曲目は後で発表するシングルに近い雰囲気があり、重厚な曲が並ぶ中で非常にいいアクセントになっています、懐かしい雰囲気と親しみやすいメロディに70年代をよく感じる7曲目、ピアノの思わず涙を誘う切なすぎるメロディに覆い被さるメロトロンが物憂い気分を増長させ、タイトルとおり秋、それも晩秋の落ち葉が風に舞う情景が浮かぶラストの10曲目。
こんな内容のいいアルバムを発表したのにセールスは伸びず、70年代はソロとしてはこのアルバム一枚のみなのがほんと残念ですね。80年代にようやく出た2枚めを期待はできないけど70年代のアルバムの延長で聴いてみたらその内容にがっくり。つくづく70年代にそれも前半にせめてもう1枚発表してくれたらと夢想をいつもしてしまいます。それは彼に限らず70年代に一枚きりで名盤を残して消えたグループにも言えることなんですけどね。
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by esthetisme | 2007-10-28 14:06 | ラブロックなどイタリアの歌物
ファブリツィオ・デ・アンドレ/リミニ(1978)
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最近、雨や曇りの日が続いているせいもあって、太陽の日差しを最近、浴びていなく、これだと夏らしくないので、音楽で夏らしい気分を味わうと思って聴いたのイタリアのカンタトーレの中で神様と崇めているファブリツィオ・デ・アンドレの「リミニ」です。このアルバムを聴いたら彼のほかのアルバムだけでなく、同じく神様と崇めているアンジェロ・ブランデュアルディの「東方の市場にて」、バンコの「春の歌」といった地中海音楽を楽しめるアルバムを聴いてしまいました。


さてこのアルバムは、イタリアのエミリア州にあるリミニをテーマにしていて、リミニはヨーロッパ中から人々が集まるリゾート地です。また映画ファンなら「道」、「カビリアの夜」などの作品(自分の特に好きな作品を挙げました。)で知られるフェデリコ・フェリーニの故郷としても有名な場所ですね。

M1は爪弾かれるアコギから始まり、静かに流れるオーケストラとアーコディオンと「リミニ」と幻想的に歌う女性コーラスのゆったりとした曲。語りのような呟くようにして歌うデアンドレの歌は渋くてほんと好きです。ジャケットでもわかるのですが、ブックレットにはリミニ駅やビーチで夏を楽しむ人々の写真があるので、リミニってどんな街?とイメージするのがとても楽です。
M2は、リゾート地でのうきう気分でほんと楽しくて仕方ないという気持ちを表しているかのような陽気でノリのいい曲で、ライブの定番の曲です。you tubeでライブの動画を見ましたが、演奏する方もやっぱりにこにこ笑顔で演奏していました。
M4は、マンドリンですかね?その音を聴いていると南イタリアの暑い日差しがリミニに降注いでいる情景がありありと浮かぶようで、アルバム中に特にビーチリゾートでいる時の南国気分にどっぷりと浸れる曲です。
M7は、ほのかに哀愁を帯びたアコーディオンの音色の印象的なスローテンポな曲です。スローテンポの曲だから渋い歌がじっくりと味わえますね。


その他カントリー風味のアップテンポな曲もあったりして、多彩な曲が並ぶこのアルバムは、デアンドレにそれまで社会問題をテーマにして歌っていた彼が地中海音楽へ取り組みを始める
転機となるもので、この後、地中海の道程と題されたアルバムではデアンドレ流に地中海音楽を昇華した傑作アルバムを発表します。
たいていのカンタトーレはアモーレ、アモーレって恋愛の歌を歌っていただけにデアンドレの存在は異色と言えるものでしたが、社会問題を歌っていた頃は、イタリアを代表するプログレグループのひとつであるPFMが演奏しているものあるのでプログレファンでもあるだけにとっかかりやすくて、聴いたら歌詞の内容がわからないせいもあってデアンドレの歌とドラマテイックな演奏に引き込まれて、その頃のアルバムもどれも好きです。
で一般向けというか音楽が好きなら聴くべきという地中海音楽を自分の音楽として昇華させたアルバムもまた好きで、地中海の道程、雲、遺作となったAnime Salveといった傑作アルバムのことも書きたいなと思っています。
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by esthetisme | 2007-07-10 21:46 | ラブロックなどイタリアの歌物
一夏の感傷に浸りながら歌う姿が目に浮かびます 「ナタリー」 ウンベルト バルサモ



「ナタリー」 ウンベルト バルサモ

1 ナタリー 2 ある男のひとりごと 3 女ったらし 4 君のわがまま 5 僕の愛 6 孤独 
7 美しい印象 8 おもちゃ屋 9 もう、待てない 10 ナタリー

このアルバムというと19歳の頃にバルサモに限らずお気に入りのイタリアの音楽をイタリアで聴きたいと思い、実際にローマからフィレンツェまで旅をした夏の終りから秋の初めの日々がとても懐かしく、思い出深い一枚です。
どうして夏の終りに行ったかというとこのアルバムを聴いていて、夏の終りに薄命に散った二人の恋を思い出しながら、一夏の感傷に浸って歌っているバルサモの姿が浮んだからです。もちろんこれは僕の勝手な想像に過ぎませんがもともとイタリア盤に歌詞がないので国内盤がでても訳詞がつきませんでした。なので自分の好きなように解釈しました。でもイタリア盤に歌詞がなくても聴きとって訳詞をつけているものアルバムもあるので、誰か聴きとって訳詞をつけて欲しかったですね。
ちなみにこのアルバムの次の「蒼い天使」と「愛を置き去りにしては」には歌詞と訳詞がついています。ですのでこのアルバムを含めてバルサモの国内盤は3枚出ていて僕はその3枚と他に70年代に発表したアルバム3枚とあわせて彼のアルバムは計6枚、シングルは6枚持っています。今回のアルバムだけレコードで持っていないので、お気に入りのアルバムはCDより買えるものはレコードで聴きたい僕としてはとても欲しいのですがなかなか見つけられません。
さて6枚あるアルバムのうちと半分は冒頭に書いた旅行の時にイタリアで買うことができました。具体的にはジョン・レノンのアルバムジャケをぱくったようなジャケの1stアルバム「過去、現在、未来」となんと20年か30年以上未開封だった3rdアルバム「蒼い天使」はヴァチカンの近くのレコード屋さんで、5thアルバム「愛の黄昏」はピサでピサの斜塔に向っていたらふと途中で蚤の市みたいなところが見えたので寄ってみたらトリノから来ていたレコード屋さんのブースで買うことができました。シングルはまわったレコード屋さんに行くとたいがいあり、どれもアルバムに収録されているけどついでだからということで買いました。とっくの昔に日本人を初め各国のディラーが買い尽くしいるからなんにも買えないと思ったらこういうプレミアのまずつかないレコードは買えるのだなぁととても嬉しかったですね。それからあたりまえですけどイタリアで聴くお気に入りのイタリア歌のはとても綺麗にイタリアの風景にとけ込んでいきいつまでも止むのことのない感動の嵐が襲いました。ほんとイタリアの歌が好きでよかった、僕の青春はイタリアの歌とともに永遠にあるんだと実感しました。
さて前置きはこのぐらいにして内容を書きましょう。シチリア島に42年に生まれて、自分で歌う前の60年代は作曲家として活動していました。そして70年代になりカウンタトーレとして歌いはじめることになります。イタリアの歌い手はそれぞれ声にはっきりとした特徴がありこれはひとつの楽器として言っても問題ないでしょう。バルサモは甘すぎることなく、優しく温かみのある歌声が特徴で、後にさらりとした歌い口の中に情感を込めるといった余裕のある歌い方に変化しているように僕には聴こえます。歌い始めて最初のヨーロッパでヒットとなった「ナタリー」を含むこの2ndアルバムは名アレンジャーであるジャン・ピエロ・レヴェルベッリの透明感があり、卓越したメロディのオーケストレーションがイタリアの哀愁を存分に感じさせてくれる名盤です。とりわけ叶うことがなく終わってしまったに違いない愛の悲しみに満ちた「ナタリー」にはいつ聴いても泣かされます。歌詞なんて関係ないと思います。一度でも愛の悲しさを経験した事があるのなら、曲の雰囲気で自分のこれまでの経験に重ねて聴けば泣いてしまうに違いないでしょう。そのナタリーはアルバムの始めと終りに収録されているのですが始めはオーケストレーションで、終りにはオーケストレーションをアコギを中心にソリーナというイタリア独特のキーボードに置き換えたアレンジとなっています。これはオーケストレーションとソリーナがそれぞれ表現する情感の違いを楽しんで欲しいところです。そして「ナタリー」に代表されるようにしっとりとした曲調がアルバムの曲の大半を占めます。少し細かく見ますとナタリーの次はイタリアの女性ボーカルも熱情的なタイプが多いのでイタリアにしては珍しい透き通ったわりと奇麗めの女性ボーカルがサビを担当していて、その女性ボーカルの声がいつまでも耳に残る「ある男のひとりごと」、オーケストレーションとともにゆっくりと歌が飛翔していくようなメロディが印象的な「僕の愛」、オーケストラにブラスセクションも導入しているためひときわ盛り上がりが強く、「ある男のひとりごと」と同じ女性ボーカルと思う人とかけあいをする「もう、待てない」とナタリーに勝るとも劣らない名曲がずらりと揃っています。今ではキーボード・オーケストレーションで簡単にオーケストラの音は表現できますがそれだと音の厚みがなくて、質感が乏しいので安っぽくなってしまいます。
それとは違ってこのアルバムのアレンジを担当したジャン・ピエロ・レヴェルベッリは楽団によるオケを作っているだけあって音の質感、重厚さに雲泥の差があります。この差が歌とオーケストラが中心というシンプルで地味な曲ながらいつまでも飽きることのない味わい深さとなるんですよね。だからあまりにも流行廃りのサイクルが速すぎる現代だけに、いつまでも時の風雪に埋もれる事がない不朽のメロディがある今回のようなアルバムを聴くとほっとします。もっと今の時代にも長期鑑賞に耐え得る音楽が生まれて欲しい、今回のようなアルバムを聴くと切に願いたくなります。さてと次は落ち葉をあしらった素敵なジャケットがこれからの季節にぴったりなジャルディーノ ディ センプリチの「閑かなる庭園」をアップしたいと思います。
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by esthetisme | 2005-09-21 10:16 | ラブロックなどイタリアの歌物
ジャルディーノ ディ センプリチ  ジャルディーノのお伽噺
  

ナポリ出身の彼らが1977年に発表した2ndアルバムです。順番どおりジャケ一面が落ち葉で埋め尽くされたの素敵なジャケットの1st「閑かなる庭園」からにしようと思いましたが、やはりそのアルバムは秋の夜長に聞いて過ごすのにぴったりなアルバムなので時期がきたらこのブログで書きたいと思います。
まずはアルバムの曲目を書きます。



1 ぼくに恋するミエーレ 2 アンデルセン童話 3 ナポリ、ナポリ 4 ある日、君の母が 5 太鼓打ち
6 愛は思い出の中に 7 君が心を開いたら 8 2人だけの気持ち 9 王国の人々 10 去り行く君に



1は発売後の4月にはヒット・チャートの7位にランクされた曲で、高順位にランク・インできたのはこの年のサンレモ音楽祭で決勝に残ったことが大きく影響していると思います。なぜならサンレモ音楽祭というのは50年代から現在まで続くイタリア音楽界のビッグ・イヴェントで、日本の紅白歌合戦みたいなもので、ヒット・チャートと密接な関係にあるものだからです。この曲と他にシングルで発表されていたのは10なのですがこちらはまずまずの順位のヒット・チャート入りでした。その2曲を含め、アルバムは発表されたのですがレコード会社がセールスに力を入れなかったということもありヒット・チャートにランク・インできませんでした。
聴いてみるとどうしてこの内容で売れなかったのが首を傾げたくなってしまいます。ただひたすらに甘く切ないハイトーンのコーラス、心くすぐる甘美なギターのアルペジオ、プログレ風味のキーボードやオーケストラでいかにもイタリア人らしいねって微笑ましくなる人懐こい歌を聞かせてくれて、1st同様イタリア南部特有の抒情をたっぷりと味わうことが出来ます。
人懐こいのはイタリアに行けばよくわかると思います。2度行ったことがありますが例えばフランス人と比べて初対面でもとても打ち解けやすいんです。レコード店を探していて困っている時何度も店の場所を教えてくれて助けてくれましたし、イタリア語がわからないと言っても向こうからどんどんと話しかけてくるし、とにかくラテンの血が流れているためか底抜けに陽気で明るい人たちです。それに比べてフランス人は冷たかったですね。道を尋ねても知らん顔するし、自転車で走っていると通せんぼするし、カフェでは案内してくれないし、キャフェ一杯さえ何度言っても売ってくれないところもありました。同じヨーロッパでも国民性がこうも隣の国では違うのかいいと体験になりましたけど。
さて特にナポリらしいのはやっぱり愛するナポリを歌った3の曲でしょうか。最初からナポリ、ナポリ、ケ コザ セイ(君は誰?)と歌い始める曲ですかね。ナポリに行ったことはありますがまだその時は彼らを含めイタリアの音楽を知らなかったので今度行く時はこのアルバムとナポリミュージックを代表するピノ・ダニエーレ、ナポリの歌姫であるテレーザ・シオなどのお気に入りの曲を聴きながら観光したいですね。最後にどんな世界の歌を歌っているかわかりやすいように歌詞カードから歌詞を引用して載せます。


2 アンデルセン童話

あの小川を覚えているかい
君がゆっくりと気づいただろうところ
遊びに夢中で
愛を忘れようとしていたことに
そして君の友達 彼女の詩的な静けさ
彼女は僕の女性になると想像していた
君は隠れて僕をつけ、その後に気取っていた
そして夜にはもう僕の花嫁を夢見ていた



このアルバムの発表の後は設立間もないWEAイタリアーナに移籍し、製作スタッフを一新して以下の両面アルバム未収曲である「コンチェルト・イン・ラ・ミノーレ」を発表しますが、注目されずヒットしませんでした。

このシングルはキングの特典版のソノシートがありますがジャケがないため、シングルを入手するまでにどんなジャケかわかりませんでしたが、最近ようやくシングルを入手できたのでほっとしました。

うーん、心機一転で勝負をかけるのならもっと見た瞬間手に取りたくなるとか、見たら忘れられないジャケするにとかまずそこから工夫が必要かと思いますが。

でも音はオーケストラの音が力強く、歌をしっかりと盛り上げる佳曲ですが、カップリングは「DOPO UN ROCK'N ROLL」というタイトルからしてもう聞く価値がない駄作の曲です。

このシングルのあと3rdアルバムを発表しましたが、その頃流行のディスコなどの影響をもろに受けていてとてもつまらない、僕には一曲も聞ける曲がないアルバムでした。

その後はヒット曲に恵まれず、過去のヒット曲やナポレータに頼るグループになってしまいました。

  



               



写真の左がオリジナルのシングルで、右がキングの特典のソノシートでオリジナルのシングルのB面です。
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by esthetisme | 2005-05-02 10:26 | ラブロックなどイタリアの歌物
コンチェルト ペール マルゲリータ(76年):リッカルド・コッチャンテ

ヴァンゲリスとの共作となった本作もまた70年代のイタリア・カウンタトーレを振り返る際には欠かせないもので、タイトルどおりマルゲリータという少女に捧げられたアルバムです。ヴァンゲリスがアレンジを担当しているだけあって彼のオーケストレーションが冴え渡ります。こういうアレンジならプログレファンも対応できるでしょうが72年の「Mu」はプログレの影響がロックバンドだけでなくカウンタトーレにまでその影響が及んでいたことを示す脅威のアルバムでした。今聞いてもシンフォニックな曲、エスニック風味の曲、トラッドとごった煮と思える曲が次々と突然顔を出してくるので意表をつかれてしまい、ほんとやりたい放題やっているのがいかにもあの時代らしくて古臭さなんて微塵も感じません。創造の塊がほんと爆発していますよね。ただアレンジが斬新な分、歌ものの命であるメロディが置き去りにされているのが残念ですけど。それとジャケットも変形ジャケットでこだわっていてトータル的で丁寧に作ったんだなぁというのがわかります。彼のアルバムといったらこの72年のアルバムとモリコーネがアレンジを手がけた「ANIMA 」本アルバムが傑出しています。その間は彼の歌がメインの地味なアルバムですが地味だけに彼の歌に集中できます。本アルバムとなるとどうしてもまずはヴァンゲリスのオーケスト
レーションなどのアレンジに耳が奪われてしまい、ほんと歌が負けてしまうぎりぎりという危うさがあります。一曲目からいかにもヴァンゲリスというオーケストレーションで幕をあけます。続いてもう本作のハイライトであるマルゲリータという曲では何度も何度もマルゲリータと熱唱に熱唱を重ねるまるで魂の叫びという歌に心を激しく揺さぶられます。名前を呼ぶたびに愛しさがこみ上げてくるんでしょう、何度も呼べば愛しさは洪水のように溢れている違いにありません。こんなにも思いを込めて歌えるなんて今の時代の歌手でできるのでしょうか?、とても恥ずかしくてできないでしょう、何の恥ずかしさもなく目の前の愛に全てを投げ出すかのようにして愛する人へのありったけの思いをこめて歌う、ほんと愛された人が幸せですね。
彼の熱唱を果てしなく盛り上げようとするオーケストレーションのすばらしさはさすがヴァンゲリスで歌の合間でもいい仕事しています。最後まで2人の感性がぶつかりあい仕上げられていて、聞き終わるとあれだけ熱唱していてオーケストレーションが壮大なのに清らかな余韻が残る美しいアルバムです。是非このアルバムからでもいいからもっともっとたくさん傑作があるイタリアの歌の素晴らしさを知ってもらえたらと思います。
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by esthetisme | 2005-03-25 04:43 | ラブロックなどイタリアの歌物
ボッテチェリと並ぶ永遠の春の象徴 カテリーナ カセッリ 組曲「春」
曲目

1 春・序曲 2 ひとときの夢 3 憧れ 4 思い出の店 5 溜息 6 愛の遍歴 7 失くしたもの
8 静かな眠り 9 天国の秘密 10 あなたを想って 11 春

さぁ心がうきうきと躍る春という季節が訪れました。最近ターンテーブルによく載るのがこのアルバムです。この時期になると毎年そうなります。彼女は60年代からイタリアンポップス畑の歌手として活動していたのですがこのアルバムは当時のプログレの影響をもろに受けた彼女のディスコグラフィーの中でも異色の一枚となりました。フル・オーケストラをバックに歌い上げるという70年代のイタリアの歌ものの典型的な作品ですが、同じフル・オーケストラでも名アレンジャーがてがけたためオーケストラのスケールの規模とメロディの質、イタリアらしい着眼点だと思えるボッテェチェリの「プリマヴェーラ」をあしらっているジャケットどおりそれをコンセプトにしたトータル的な作りが70年代のイタリア女性ボーカルの傑作としています。
短い序曲のあとに続いて天空に駆け上がるような上昇感溢れるオーケストラとそれに呼応する女声合唱という目が覚めるようなスケールで「ひとときの夢」は始まります。そして低音で艶やかな歌声で彼女が歌い始め、サビではオーケストラと女性合唱が空前絶後の壮大さで遂には天空にまで届かんとする圧倒的な盛り上がりに僕はボッテチェリの「プリマヴェーラ」と同様にこの世の永遠の春を感じます。種々の花々がいっせいに咲き乱れに全ての生き物が生の喜びを賛歌するまるで名画と同じような輝かしい光景が目の前には映ります。曲の最後ではテンポを落として同じメロディをリフレインさせるという曲展開はいつまでも忘れられない感動を脳裏に焼き付けてくれる効果があり心憎いものです。もうこの曲でイタリアの歌をおなか一杯聞けて満足してしまいます。
でも満足するのはまだ早いんです。あとの曲もフル・オーケストラをたっぷりと使い非常に上質かつ70年代の空気が充満して懐かしさを覚えるイタリアン・ポップスを楽しむことができます。サビでしっかりと盛り上がる曲が多いんですがやはりどうしても「ひとときの夢」が突き抜けています。最後は「ひとときの夢」のリプライズで終わるため、裏返したレコードがターンテーブルに乗ることがしばしばです。
ところでウフィツィ美術館のボッテチェリの「プリマヴェーラ」を観賞する際にこのアルバムを聞きながらしようと思い実際そのようにしてこの曲を聴いたときの感動はどう言葉に表しても表現でき
ないほどの感動が僕を襲いました。人生で最も感動した出来事と言われたら正にこの時だと即答します。もう見も心も震えあがり言葉を失ってただ感動の涙が次から次へと零れ落ちていきました。しまいには名画は涙で滲んでいてぼやけて見えていました。もしこのアルバムが気に入ったら是非同じようにして見ると感動は何重にも膨れ上がる違いないのでお勧めです。
ちなみに現在国内版のCDにしてももちろんLPも廃盤でプレミアが多少ついているので入手は難しいかと思います。僕は幸運にもLPで入手できたのですがこれがなかなか見かけることができません。是非再発を願うイタリアの歌物の一枚です。なんとか春が終わる前にアップできたので何よりです。まだまだ自分が感じことを表現するのが上手くないのでどんどんと書いていって
表現力をつけたいと思います。
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by esthetisme | 2005-03-18 04:35 | ラブロックなどイタリアの歌物
胸がキュンキュンときめかずにはいられない夢見る美しさのラブロック!!

彼らの魅力といったらダブルキーボードの利をいかしてチェンバロ、ソリーナ、メロトロン、チャーチオルガン、ハモンドオルガン、アープシンセ、ピアノなど各種鍵盤楽器とフルートを華麗に優雅に駆使して、ジェントリーにとろけるように甘い歌声でピュアな愛の世界を歌うことで胸がもうきゅんきゅんときめぱなっしです。アルバムのどこに針を落としても甘い音しかでてきません。
イタリア語ってこんなにも美しい言葉なんだと響きの美しさにも酔いしれてしまいます。まったく古臭さを感じさせず、今連ドラで使われたらまず70年代の音楽なんて思う人はいないぐらい洗練されているのもいつの時代でも色褪せることのない普遍の愛を歌っているからでしょう。期待しているんですが連ドラで使ったら冬ソナあたりからの純愛ブームにのってヒットしそうな感じがすごくしそうだと思うのは僕だけでしょうか。なぜなら韓国のドラマにしても映画の音楽にしても
全部聞いたわけではないけど主題歌って現代よりも70年代の雰囲気的な一昔の前の音楽という感じがするが多いように思えました。それと「クラシック」という映画の主題歌は映画にあわせたのかもしれませんが一番そんな感じを受けたましたね。こういう曲ならイタリアのラブロックやカウンタトーレにしてももっと巧みに感情表現を表した愛の歌を歌っているよと思います。ところで韓国ってもちろん一部の話ですが日本と並んでアジアの中でイタリアの音楽がうけているんです。その格好の証拠がたくさんイタリアの70年代の名作をこれまで再発してきたことがあり、
なかなか本国イタリアで再発されなかった時はとても助かりました。最近では新興レーベルのMU2レーベルの再発がすごいですね。イタリアに限らず世界中のレア盤をどんどん再発してい、いつも次は何を再発するの?とレーベルアナウンスが楽しみなんです。

さて曲名を書きましょう。

1 愛の中で 2  貴方に贈る詞 3 素敵な彼女 4 レーネ 5 冬の陽射し 
6 貴方を待って 7 ときめきの出逢い 8 音楽家 9 今夜、あなたと 10 最後の物語

せっかくなので歌詞を載せてみましょう

◎素敵な彼女

その日僕は恋に落ち、彼女もたぶん気がついた
彼女の声も震えて、こう言った
”いつか私、あなたにそっくりの
こどもが欲しい”
にっこりと笑うとしっかりと身を抱き寄せた

何て愛しい彼女、僕と一緒に
誤りをおかすんじゃないかと恐れている
愛し方をまず知らず、おしゃべりもしなかった
可愛い彼女は自分の夢の中に僕を連れて行ったよ

CDの解説より引用しました

この文を読んでいて気になると思うラブロックという言葉ですがこれは勝手に日本人がイタリアの音楽を聞いていて青春期特有の揺れ動く微妙な感情を上手に表現しているところから誰がつけたのか知りませんがそう名づけたらしいです。だからイタリアに行ってラブロックのレコード探しているんですけどと言ってもまず通じませんし、間違えて言ってしまった時はちょっと恥ずかしかった。でラブロックに近いものといったらGSでしょうね。GSが知らなくても美しい愛の歌を聴きたかったらぜひお勧めです。僕はいつも身も心もとろとろにとけながら聴いています。それにしてもこれ以上イタリアの音楽を一言で表すのにラブロックという言葉ほどぴったりなものはないと思います。
最近彼等に関する嬉しいニュースがありました。彼等にはアルバム未収のシングルが何枚もあり初期ので「アモーレ・ネッレ・リコルディ」はこのアルバムのどの曲よりも盛り上がりがよく、とにかくまずはこの曲を聴いて欲しい曲だと思っているのですがこの曲を含めシングルはもうひとつの名曲「ベッラ・サライ」、あとは持っていないのですが「Vecchio rock」、1stアルバムから4曲、2ndアルバムから4曲、3rdアルバムから2曲と選りすぐった選曲でベストアルバムが発売されたんです。しかも現地の価格では1500円もしません。ただことに1stで一番曲がプログレ
シッブな「キャメロットの伝説」が収録していないのが惜しいんですがでももうこのベストアルバムは彼等の決定版といえるものなのでもし初めて聞く方にはぴったりかもしれません。最後に曲リストを載せておきます。書いていたら一曲ソースがわからない曲「Mediterraneo」があったのでどなか知っている方は教えてくださると幸いです。

「ボッテガ・デッラ・アルテ/メイド イン イタリー」

1. Come Due Bambini  (1stアルバムの曲でシングルA面の曲)
2. Amore Nei Ricordi (シングルA面の曲)
3. Bella Sarai  (シングルA面の曲)
4. Che Dolce Lei    (2ndアルバムの曲でシングルA面の曲)
5. Ripensare A Lei  (1stアルバムの曲でシングルB面の曲)
6. L'Avventura     (3rdアルバムの曲でシングルA面の曲)   
7. Dentro        (2ndアルバムの曲)
8. Finisce Qui     (3rdアルバムの曲でシングルB面の曲)
9. Il Fiume, Il Villaggio, La Miniera (1stアルバムの曲)
10. Mediterraneo     ?、いずれのアルバム、シングルにこの
曲が確認できません。
11. Il SUo Sguardo, La Malinconia, La Mia Poesia
12. Amore Mon Amore (1stアルバムの曲)
13. Questa Sera E Per Noi  (2ndアルバムの曲)
14. Vecchio Rock (シングルA面の曲)
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by esthetisme | 2005-03-12 04:39 | ラブロックなどイタリアの歌物
メルヘェン フォーク  アンジェロ ブランデュアルディ

アンジェロ・ブランデュアルディでは70年代から活躍するメインでバイオリンを弾き、アルバムの一連の作業をひとりでこなすカウンタトーレでイタリアが生んだ現代最高の吟遊詩人だと思っています。
海の香りと風を運んでくる地中海音楽にルネサンスの香り漂い、遥か彼方へと思いを馳せてしまう中世音楽のエッセンスを取り入れながら自分の音楽として昇華したその音は彼の聞くものを優しく包み込む包容力とあいまって夢見るような躍動感に溢れています。聞いている間はもちろんのこと聞き終わってもずっと心が温い気持ちで満たされて、真の癒しとはなにかを教えてくれます。その声はまた妖精のささやきみたいで現代の人が無くしてしまったものをなにか気づかせてくれるとも表現できます。とにかく一度聞けば貴方の心に住み初めて、癒しが欲しい時には、心に素敵な癒しを与えてくれるに違いない特徴的な声です。さすが御大、かけがえのない尊さにいつ聞いても泣が止まりません。僕はファビリッツオ・デ・アンドレと並んで神格化しています。
それでいて音がとっても繊細極まりなくて、その繊細について夢の中で見たことをまるで移しとって音にしているとさえ思えると書いた人がいた人がいましたがまさにそのとおり。触れれば今にも壊れてしまいそうな儚さがあります。いつまでも夢見ることを忘れたくない大人のためのファンタジーです 
70年代はデビュー当時からもうほぼ自分の音楽を確立しているのでどれを聞いても充実した作品群に驚くんですが、まずはイタリアに限らずヨーロッパ中で発売された本作がいいでしょうか。ブズーキをはじめ地中海音楽の楽器の音、穏やかなストリングス、弾けるようにリズミカルだったり陽気に舞うフルートの音、時には適度に緊張感を孕み、時には優雅でメロディアスなバイオリンと各種弦楽器を多用した、とにかく流れていく時間が贅沢に思えるそんなひとときが訪れます。
70年代のイタリアの音楽の国内盤はたくさんでたのですがなぜか彼のアルバムだけでなくてほんと一枚でいいから国内盤を出して欲しかったものです。
オリジナルアルバムはレコードの中にブックレットが閉じられていて、ジャケの触り心地がいいんですが僕がもっているようにジャケットの左下にポリドールのマークがあるのがファーストプレスだそうです。
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by esthetisme | 2005-03-03 04:42 | ラブロックなどイタリアの歌物