今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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三光院 6月の精進料理
2009年 06月 21日
今年もまたインドのウサギと煮梅、しょうがのおばんの季節ですのでいただきに行ってきました。
去年に書いた記事をほとんどそのまま使って更新します。写真だけは今年撮ったものに。今年は明るめに撮りました。実物に近いのは去年の写真のほうかなと思います。 今月(6月)は紫陽花の季節。この季節にだけ出すインドのうさぎという料理は、三光院に数多くある豆腐料理の中でも頂点を極めるものだと思っています。 人気料理だけに今月の料理教室は例年通りいつもより多くの参加者がいました。これで三光院で6月の料理を頂くのは4回目。 インドのうさぎという料理名がどうしついたというとこれはインドに伝わる話に基づいています。現三光院の住職さんが、料理を考案し、盛り付けている時に思いついたそうです。 どういう話かというと老僧に姿を変えた帝釈天が、うさぎを始め数多くの動物に食料などを求め、他の動物達は何かものを持ってきましたが、うさぎだけが物を用意できなく、自分の身を燃え盛るの火の中に投じようとします。投じる前に火の回りを3回、周ったようなのですが、それがどうしてなのか三光院のご住職さんはずっと考えたそうです。 答えとして、うさぎもしがらみの中で生きている、一人では生きていないのでしがらみを断ち切るため、そして自分の耳についているのみやしらみを逃してあげるために周った、うさぎの慈悲深い行為だと考えたそうです。 結局のところ、火の中に身を投じたうさぎは帝釈天により月にその姿を映すこととなりました。 詳しくはネット上でいくらでもあるのでこれぐらいで。 うさぎと言っても白いのから茶色とかいろいろといると思いますが、白いのが一般的ではないかと。 卵型のように丸くもりつけたものをうさぎに見立て、この季節ならではの紫陽花を添えることでいこの料理が完成したようです。 梅雨のじめじめとしたうっとうしい季節に清清しい見た目と味わいをもたらしてくれるのでほんとこの季節にぴったりです。紫陽花がなければ年中出せますが、この料理は紫陽花を添えることに意味があるわけで。 しめた木綿豆腐を西京みそ、砂糖を加えてよく混ぜ合わせて作るのですが、簡単に作ろうと思えばフープロでいいのですがそれでは味気ないです。 作っていると素材が変化していきますし、音が変わっていきますよね。そういう過程を楽しみながら作るほうがいいはずです。 それにしてもこのとろけるようなクリーミィさはほんとクリームチーズみたいで外国の方にはとっても馴染みやすいのではないかなと。 インドのうさぎの他に今月の料理に煮梅があります。梅はちょうど今頃の旬ですが、これほどまでに梅を美味しく頂ける料理はそうそうないでしょう。 砂糖と醤油を煮た梅の上からかけていて、それらをつぶした梅と混ぜ合わせてジャムのように頂くと梅の酸っぱさ、砂糖の甘さ、醤油の塩辛さと味が複雑に混じりあい、素敵なハーモニーが生まれます。味付けとして三光院の料理の中では濃いのですが、お酒を飲みながら食べているのでぴったりなぐらい。それに余韻として残るのは梅の味が一番大きいので、濃いながら後味は爽やかです。 爽やかといえばしょうがのおばんもそう。今の時期は新生姜の季節ですからそれを使って作ります。出汁を使わない炊き込みご飯なので暑くて食欲が落ちたとしても、このさっぱりとしたご飯ならいくらでも食べれます。しょうがは冬に体を温める効果もありますが、夏はこのように活躍するので年中欠かせないですね。 そうそうレシピは今回も頂きましたが、去年、サライの特集でもう覚えていただけに夏には頻繁に食べますよ。炊き込みご飯は炊飯器がやってくれますからほんと簡単も簡単ですからね。 おまけにインドのうさぎにまつわる話の紙芝居。なんでも取材に来たTV局の関係者?イラストレータの方ですかね、その方が書いたそうです。 また来月ですが、去年はおちらしがおばんとして出ていましたが今年はなんと4年目にして初となるおぞろとなります。 おぞろというのは御所言葉でそうめんのことで、竹の御所ではうどんやそばはまったく食べないため麺類はそうめんだけだそうです。 夏になるとこのおぞろをいっぱい茹でて、バケツにはった水に放して、次から次へと箸一本を動かしてきれいに盛り付けて、おあい(御所言葉で間食)としていただきます。 人数の少ない尼寺で、バケツにそうめんを入れてということですからその量の多さがわかることでしょう。修行中の作務の厳しさが食欲をかきたてたわけです。 竹の御所ではそうめん料理としてそうめんの海苔巻きというのもありますのであわせて写真を載せました。 参考文献 「四季の精進料理 春夏編)
by esthetisme
| 2009-06-21 22:17
| 三光院の精進料理
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