今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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汚れなき悪戯 1955年 スペイン
2008年 04月 20日
スペイン映画はほんと数えれるぐらいしか見ていませんが、「ミツバチのささやき」と並んで好きなのが今回の「汚れなき悪戯」。 ちょうどその映画の頃で同じく子役が光り、主題歌が一度聴いたらもう耳を離れることがない映画というと「禁じられた遊び」があり、1950年代というと各国の映画黄金期にあたる時代で、ほんとうこの年代は好きな映画をあげたらきりがないです。 さてスペイン映画に話を戻しますが、戦前戦後を通じて作品の数も少なく、内容的にも見るべきものの少なかったのですが、「汚れなき悪戯」は、過去長い間のスペイン映画の沈滞を破る画期的な、愛と感動に満ちた芸術作品です。 主役のマルセリーノを演じたパブリート・カルボ少年は、5000名の応募者の中から選ばれたけ あって、巧まざる名演技をみせ、この映画を成功させています。 主題歌は切なく、哀愁に満ちたメロディーで涙を誘いますが、映画のラストが自然と思い浮かびます。 映画の歌詞だとマルセリーノの一日を追った内容ですが、パンフレットに掲載されている1番から3番の歌詞は違うのが気になりました。 わかりやすいようにそれぞれを途中までですが載せます。ちなみ映画の著作権は切れています。 なので500円というワンコインで買えるようです。 映画の歌詞 字幕の歌詞 お眠り マルセリーノ もうすぐ夜が明けるけど お前の魂と1日は 12人の坊さんが守っている 起きよ マルセリーノ もう目は覚めたね お前の魂と1日は 12人の坊さんが守っている パンフレットの歌詞。 1番 おはようマルセリーノ おめめをさませ お日さま 野原で笑って見てる マルセリーノ マルセリーノ かわわい天使 いちにち おもてで仔馬のように マルセリーノ マルセリーノ 走っておいで 歌詞は相田 裕美さんとなっていますので、 この人が曲に歌詞をつけたのでしょうけど どうしてそれがパンフレットに載っていて オリジナルが載っていないのか。 このあたりの経緯の説明が欲しいですね。 台所から調理番をするお粥さんの目を盗んでは、パンとワイン、それから毛布を2階のキリストの像のところに持って行きます。 このあたりから映画がより面白くなっていき、十字架に貼り付けられた像なはずなのにマルセリーノが持ってきたパンに手が伸びます。ラストでの神の奇跡の始まりであり、マルセリーノの願いを叶えてくれるキリストの交流の始まりでもあり、その交流は心洗われる思いがします。 あなたを下には降ろせないけれどと言いながら、茨の冠を外してあげて、自分のできることをしてあげる。 マルセリーノ「手と足、痛いでしょう?」 キリスト「とても」 マルセリーノの言葉はやはり下に降ろしてあげたい気持ちからでしょう。 いろいろと神父さんを困らせる悪戯をしたり、怪我人が出るほどの悪戯もしたけどもやはり心の優しい子どもなんですよね。 パンとワインがなくなるのを不審に思い、彼の行動が監視されて、パンが自分の背の届かないところに置かれてパンが盗めなくなると自分の食べる分を、周りの目を窺いながらシャツの下に隠します。その隠したものを持っていくシーンはありませんでしたがもちろんキリストのところに持っていたのでしょう。 毎日のマルセリーノの行いにキリストはマルセリーノは欲しいものあげようと言います。 生まれて一週間たらずで修道院に捨てられたマルセリーノは母親の愛、顔すらも知りません。僧侶達は最初は引き取ってくれる人を探しましたが見つからず、育てることにします。5歳になったマルセリーノは、聞かされるままに母は天国にいると信じます。 キリストが神であることをマルセリーノは知っていたでしょから、マルセリーノは母に会いたいとお願いします。 でもそのお願いが叶うと5歳まで限りない慈愛を注いで、まるで実の父親のように育ててくれた僧侶達との突然の別れとなりますから、母親に会いたいのはわかるけど残酷なシーンに思えました。 神の奇跡に驚きながら、これで母親に会えるに違いないという安堵したかもしれませんが、悲しみのほうが大きいに違いないでしょうから声を上げて泣く残された僧侶達の悲しみを思うと涙をなくしては見れないです。
by esthetisme
| 2008-04-20 12:44
| 映画
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