今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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コレッジョ 聖ヒエロニムスのいる聖母と聖母の礼拝
2007年 06月 16日
ルネサンス期のイタリアの画家であるコレッジョの絵画を。
聖ヒエロニムスのいる聖母「別名 イルジョノ(昼)」 画面中央で聖母マリアが幼児キリストを抱きかかえています。このマリアの表情はレオナルド・ ダ・ヴィンチが描くマリアを思い出せます。 キリストは勝ち気そうな表情で、聖ヒエロニムスが左手で抱え、天使がやはり左手でページを めくろうとしている書物を見つめています。 聖母マリアの左側にいるのはマグダラのマリアです。キリストの左足に頬を寄せ、唇で触れようとしています。 彼女は娼婦でしたが、改悛し、泣きながらキリストの足を長い髪で拭い、高価な香油で清めた とされています。 ロングヘアの若く美しい女性というのが人気の理由でしょうか、おそらくあらゆる聖女の中でも 最も数多くの美術作品に登場しています。 ちなみにマグダラというのは彼女の出身地のことです。 聖母マリアの左、画面端にいるのが聖書のラテン語訳をした偉大な学者聖人のヒエロニムスです。 聖人のエピソードとして、とげを抜いてやったライオンが従順になったというエピソードが有名で、ライオンが傍らに描かれことが多いのですが、この作品でも例にもれず描かれています。 マグダラのマリアの横にいる天使は、マグダラのマリアの持ち物である香油壺を持っていて、 いたずらっぽい眼差しをしています。 背景の風景は17世紀の古典主義絵画を予告するかのようです。 それとマグダラのマリアがそっと左手につかんでいる金色のマントが画面全体の色調を支配し、画面左に立つ聖ヒエロニムスの勇壮な姿とあざやかな対照を成しています。 ジョルジョ ヴァザーリはその「美術家伝」のなかで、この作品を、微笑みなく見るものはおらず、憂鬱な人も幸せにすると激賞しています。 この祭壇画はパルマのサンタントニオ聖堂のために描かれました。この祭壇画の別名である 「イルジョノ(昼)」に対して「ラ ノッテ(夜)」という別名で呼ばれるのが次に紹介する「聖母の礼拝(キリストの降誕)」です。 聖母の礼拝(キリストの降誕)「別名 ラ ノッテ(夜)」 イエスの誕生を最初に知らされたのは、その地方で野宿しながら羊の番をしていた羊飼いたちでした。 夜通し、羊の番をしている時に、天使が現れ「今日、ダヴィデの町で救い主が生まれた」と告げました。 天使が去ったあと、羊飼いたちは「さぁ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせて下さったその出来事を見ようではないか」と話し合いました。そして急いで言って、生まれたばかりのイエスとマリア、ヨセフを探し当てました。 敷き藁の上に寝かされた幼子イエスは、神秘の光を発し、優しい聖母マリアを照らしています。 聖母マリアの後ろでロバを引いているのはヨセフです。 この祭壇画は、コレッジョの代表作のひとつで、古くから「ラ ノッテ(夜)」という別名で呼ばれてきました。 幼子イエスを抱く聖母を中心に、神秘的な光の中に人物を浮かび上がらせています。 これほどまでに夜の闇を強調した作品はなかったため、後世の画家たちに多大な影響を与えました。 最後に今回参考にした「名画の見どころ 読みどころ」と「すぐわかるキリスト教 絵画の見方」 以外にコレッジョの作品の解説を読むことができる美術本としては「週刊朝日百科 世界の美術」、「ファブリ出版のコレッジョ」、「メトロポリタン美術全集 第4巻 イタリア ルネサンス」があります。 ただ「週刊朝日百科 世界の美術」と「ファブリ出版 コレッジョ」は図版が荒いのが残念ですが。 週刊朝日百科ではコレッジョの生涯と ・「サン ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂の円天井画」 ・「聖ヒエロニムスのいる聖母「別名 イルジョノ(昼)」 ・「聖母の礼拝(キリストの降誕)「別名 ラ ノッテ(夜)」 ・「幼児イエスを礼拝する聖母 」 ・「聖カタリナの結婚」 ・「ダエナ」 ・「レダ」 と合計6枚の絵画の解説が書かれています。 「ファブリ出版 コレッジョ」ではコレッジョの生涯等と ・「聖母に告別するイエス」 ・「ダイアナの狩猟(部分)」 ・「ダイアナの狩猟(部分)」 ・「キリストの昇天」 ・「聖ヨハネ、バルトロメオ、マタイ(部分)」 ・「われに触れるな」 ・「聖母の昇天」 ・「三天使(部分)」 ・「聖ブラキドゥス、聖フラヴィアら4聖人の殉教」 ・「聖ゲオルギウスの聖母」 ・「聖ヒエロニムスの聖母」 ・「ガニメデスの誘拐」 ・「ユピテルとイオ」 ・「ヴィーナスとサテュロス」 ・「聖カタリーナの神秘の結婚」 の解説が書かれています。 「メトロポリタン美術全集 第4巻 イタリア ルネサンス」では ・「受胎告知」 の解説が書かれています。 参考文献 「名画の見どころ 読みどころ」 「すぐわかるキリスト教 絵画の見方」 「週刊朝日百科 世界の美術」 「ファブリ出版 コレッジョ」
by esthetisme
| 2007-06-16 20:38
| 絵本
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