今はなきレオン・ド・リヨンの森鳩。生涯で一番美味しかったジビエ。あまりの美味しさにまた食べにフランスに行ったほどです。これを超えるジビエ料理に出会いたい!!
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自己紹介
美味しいものが大好きで、音楽、映画、絵画、文学における抒情美を追求している「るしぇるしぇ」といいます。 誕生日 14.4.1979 尊敬する人物 レオナルド ダ ヴィンチ 稀有の総合芸術者です。 好物: フォワグラ、ピジョン、 グルヌイユ、ジビエ アバ、ビターチョコ、 ワイン、ハーブ系のお酒、 アルマニャック、日本酒 刺身、湯葉、 嫌いな食べ物: 添加物を加えて いる食べ物、 ジャンクフード、 ファーストフード、 インスタント食品、 チェーン店の料理、 創作料理(フランス料理 なら正統的なフランス 料理を食べたいので、 でも一店だけ例外はあり ます。) お腹をただ満たすための 食事ではなくて、 ゆっくりと時間をかけて 味わい、全身で美味しさ を喜ぶことができる、 そんな料理が食べたい です。 るしぇるしぇへのメールは esthetisme アットマークexcite.co.jp までお願いします。 --------------------------------- お気に入りリンク るしぇるしぇの食べ歩き専用 のブログです。 -------------------------------- カテゴリ
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イタリアのプログレの美学の到達点と言える華麗かつドラマテイックなアンサンブルが紡ぐは構築美の妙
2007年 03月 28日
今から10年以上前に初めて聴いたイタリアのプログレがこのアルバムでした。
当時はまだ学生で、バイトでためたお金をせっせとプログレのLPやCDにつぎ込んでいました。 そもそもイタリアのプログレを聴いてみようと思ったのは、バイト先にイタリアンロック集成といってイタリアの70年代を中心にプログレとカウンタトゥーレ(シンガーライター)とシングルをまとめて紹介している本があって、本に載っているレコード、CDの解説がどれも聴いてみたいという気持ちにさせる魅力的な言葉で埋め尽くされていたためです。 すぐにその本を買って毎日、飽きるまで見ては早く聴いてみたい、次はこれを買おう、でも全部聴きたいのを聴くのに何年かかるかな?と思いどんどんと聴いてみようと思ったら国内盤が一番キングレコードから出ていたのですが、どれもこれも廃盤なのでひととおり聴きたいのを聴くのにほんと苦労しました。 キングの国内盤がどれもすぐに買えなかったので、当時、ポリドールからありがたいことに1800円で今回のロカンダ デッレ ファーレの国内盤がでていたのでまずはこれをと購入したんですよね。 聴いてすぐにイタリアのプログレの死ぬまで落ちていたい甘美な罠に落ち、容易に買えるポリドールのイタリアのプログレの国内盤をまずはひととおり買ったら、どれも名盤でイタリアのプログレにどっぷりと嵌り、次はキングレコードの国内盤を中古で見つけるぞと中古屋巡りを毎日のようにすることを数年を続けたら、9割近くは入手できましたね。 苦労したおかげで名盤だとほんと嬉しくて感動しっぱなしで、毎日聞き狂っていました。 当時は世界中のプログレを買いあさっていましたが、本命はもちろんイタリアです。 ここ最近、嬉しいけど複雑な気分になるのが紙ジャケによる廃盤の再発のラッシュ。苦労して入手した旧CDが簡単に入手できるようになって、しかもデジタルリマスターをしているから格段に音がよくなっていてまた買いなおさないといけない状況になって大変です。苦労して入手した旧CDは、再発のおかげで買取の値段が安くて売るのをやめました。 旧CDで再発で買いなおしたものはもう聴くことがありませんが、苦労の結晶ということで大事にしまってあります。 たまに見るたびに雨の日も風の日も熱にうなされたようにイタリア、イタリアとレコード屋を回った頃が懐かしくてほんと僕の10代の青春はイタリアを中心にプログレまっしぐらでしたね。 20代の青春はプログレだけなくカウンタトーレも聴くようになり、ブリティッシュ・フォークなどの各国のフォーク、ケルト、北欧トラッド、ギリシャなどの女性ボーカルと聴く音楽は幅広くなり、10代後半からの食べ歩きの本格化、そしてお金に少し余裕ができてきたからは詩集や画集を買い集めて、映画もたくさん見て映画のパンフレットも集めるようになり、時間が余りにあった大学生の頃はたくさんの物事を吸収しましたね。例えば音楽とLPとCDをあわせたら軽く1万枚は聴きました。趣味がいろいろと増えて心が豊かになったように思えます。最近だとバレエを見る楽しさを教えてもらって趣味がまた増えました。 30代の青春は何に夢中になっているかなぁ・・・ 茶道、掛け軸、器の見方とか日本の建築様式とか日本の文化を学びたいですね。あとは40代になる前にひととおり日本中を回って各地の食文化も学びたい。 と前置きが長くなりましたがイタリアン・ロックに嵌るきっかけになったこのCDの魅力を書くと ロカンダ デッレ ファーテ/妖精 1977 1 ひとときの静寂 2.螢が消える時 3.白色の香 4.新しい世界を求めて 5.憧れ 6.星に鍵をかけないで 7.誤ち ボーナストラック(シングル曲) 8.ニューヨーク 9番目の月 まずはメンバー編成はツインキーボードにツインギター、ギターの奏者の1人はフルートも担当し、ドラム奏者はヴィヴラフォンも担当していて、ベース、ボーカルと総勢7人という大所帯で全員プロミュージシャンということで個々のテクニックは申し分なし。 アルバムはころころと転がるようなアコースティック・ピアノの音色から始まり、リズム隊が加わり、スリリングな展開へ。途中でスリリングな展開という動的な部分に対照的な音色を聞かせるフルートのたおやかな音色がとにかく美しいです。 次の「」は、タイトルに書いたプログレにおける構築美の妙を心ゆくまで堪能できます。 目まぐるしくリズムチェンジをし、次々と曲展開が変わってゆく構成がとにかく印象に残ります。 イタリアらしいチェンバロのきらきらとした音色、シンセ、華麗なピアノ、オルガンなどダブルキーボードの利を生かして贅沢すぎるぐらいに各種キーボードの音を散りばめていて、リリカルなフルート、メロディアスなギターと音がぶ厚く、華やさに溢れています。 あとの曲も充実した内容が曲が多いのですが、十分に書けるほど語彙がないため省略します。 原題は違いますが、アルバムのジャケからつけられた妖精というタイトルがぴったりなくらいロマンティックな叙情に終始、彩られていて、イタリアロックを初めて聴く人でも、77年という時代のせいもあって洗練された音なので聴きやすいためほんとお勧めです。 ただボーカルの声が人によってはサウンドにマッチしていなくて浮き気味という人もいるのでそこだけ心配ですが。 僕はちっとも違和感を感じませんでしたが。だみ声なんていう人もいますがそこまでひどくないです。イタリアらしい熱のこもった力強い声で好きですね。 最後にこんな名盤を手頃な値段で販売してくれたポリドールさんにほんと心から感謝ですね。 このCDを聴いていなかったらイタリアン・プログレという人生の大きな楽しみの一つを知らないままになるところでしたから。 甘美な罠に落ちた僕は死ぬまでイタリアン・プログレの中で美しい夢を見続けます。 さて次はどれをアップしようかなぁ。70年代のイタリアは、芸術性溢れる名盤の宝庫です。 クラシックとロックがこれほどまでに自由自在に融合できるのも、バロック音楽とオペラ発祥の地という古くからのクラシック大国だからでしょうね。 日常的にクラシックを聴く機会が日本より遥かに多く、それも小さい頃からでしょうから音楽的な素養が知らず知らずに育まれていくのかなと勝手に想像しています。
by esthetisme
| 2007-03-28 21:24
| 世界中のプログレ
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